【後編】企業の海外進出の課題『見知らぬ土地でのストレス軽減のために』

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尾池靖部長
近年、海外進出をする日本企業が増えています。大企業はもちろん、中小企業も海外へと目を向けている状況です。前編では、そんな企業の動向や背景を、また、海外進出時の問題点や困りごとについて、レオパレス21が行っているワールドビジネスサポート(WBS)を交えて語っていただきました。後編ではさらに具体的な事例や仕事以外の部分ではどのようなことがあるのか、またレオパレス21が目指すところはどのようなことなのかということを、コーポレート業務推進統括部の尾池靖部長(写真右)と西村康裕次長(写真左)にお話しいただきました。

トラブルが起こったときに相談ができると大きな違いが

Q:海外赴任は煩雑な手続きやトラブルなどによってストレスが溜まる人が多いそうですね。

尾池:企業によってはそのようなこともあると思います。手続きなど、やることが多く、それだけで疲れてしまうこともあるそうです。また、場合によっては住居についてもトラブルが多く、聞いた話だと、ある新築物件で換気扇が付いていたのですが、そこに穴が空いてなかったということがあったそうです。こうした、日本ではあり得ないような話が実際に少なからず起こるんですね。それに海外では、トラブルがあっても、すぐに対応してくれないことも多く、日本人としてはそれもまた大きなストレスの溜まる要因のひとつです。

Q:レオパレス21では、そのようなトラブルにも対応してもらえるのでしょうか。

西村:WBSを展開しているアセアンにおいては、各国の首都を中心に拠点を設け、そこに日本人の駐在員がいますので、入居してからのトラブルにも日本と同じように、細やかに対応しています。日本語での対応とスピード感ある体制を整えていますので、何事かがあれば、すぐにご相談いただければ良いですね。

海外赴任者にとって医療サポートは重要なポイント

尾池靖部長
Q:特にご家族を連れて赴任される場合は、より大変だと思います。具体的にはどのようなことが考えられますか。

尾池:一例ですが、病気になった場合が深刻でしょう。言葉はもちろん、日本とは制度が違うところがありますので、すぐに治療が受けられなかったために手遅れになってしまわれるケースもあったと聞きます。そういうことが起こらないよう、弊社では救急対応ができ、また日本語が通じる医療機関をサービス網として構築しています。

西村:医療サポートは外部の専門機関と提携しており、医療通訳も行っています。海外では、医師の診断を受けることができても、専門用語であったり、より正確性が必要であったりする時に、どのような指示を受けているのか分からないということもあるんです。ですので、現場で専門家に電話をつなぐことによって、医師の言葉を正確に理解してもらえるようにサポートしています。病気の場合、症状を伝えるだけでも難しいものです。痛みの表現だけでも、ズキズキ、キリキリ、シクシクなど様々ですよね。ましてや小さいお子様がいると、発熱やちょっとした怪我などの機会も頻繁でしょうから大変です。

日本人のお客様を集めて定期的にイベント開催、コミュニティづくりをサポート

Q:ご家族ということですと、主婦であり母親である、奥様にかかる負担も大きいですね。

西村:奥様方に向けてのサポートとしては、現地の当社拠点にも日本人がたくさんおりますので、例えばコミュニティができるようなイベントの開催も行っています。また、現地での当社のお客様である日本人の方々に定期的に集まってもらって、食事会を行うこともあります。ベトナムでは書道教室をボランティアで開催したこともありました。そうしたイベントを行って、お客様としっかりつながりを持つということを拠点ごとに実施しています。

尾池:日本から現地に赴任している、当社の店長たちが定期的に帰国して会議をするのですが、そこで情報交換を密にした上で、月に1度はウェブ会議でも情報共有を行って互いのニーズを聞くといったやり取りを続けています。それによって、今、何が必要なのかということを常に考えるようにしています。

現地の人の話をしっかりと聞いて、お客様目線で形にする

尾池靖部長
Q:現地からの声を丁寧に拾い上げながら、ワールドビジネスサポート(WBS)をさらに充実させていくということですか。

尾池:様々な意見を聞いて、それを形にしている段階です。ポイントは、お客様目線で考えた時に、どうするのがいちばん良いのかということだと思います。また、このサービス名で2015年の12月に商標登録を取りましたので、どんどん発展させていきたいです。

Q:今後は国際事業がレオパレス21の大きな柱のひとつとなっていくのでしょうか。

尾池:そうですね。今後の日本社会における少子高齢化を考えると、建築請負事業や賃貸事業以外にもコアとなる事業を構築していく必要があります。そこで、これまで培ってきた企業様とのつながりや知名度の高さというところを活かして、国際事業と高齢化に対応したシルバー事業を伸ばしていくことを会社として考えています。その中でWBSがプラットフォーム的な役割を担えればと考えています。

Q:日本で行っていることを海外でも展開していけば、ビジネスの幅が広がりますね。

尾池:いろいろな可能性はありますが、まずは当社の得意分野である部屋の手配というところから始めて、サービスアパート・オフィスなども増やしていこうという状況です。最近ではカンボジアのプノンペンで14階建てのサービスアパートの建設を進めており、2017年に完成の予定です。マーケットの状況によっては、日本人だけでなく、外国人の方にご入居いただくということも含めて考えています。日本企業様の海外進出と当社の国際事業が上手くマッチして、お互いが発展できれば良いですね。

(プロフィール)
株式会社レオパレス21
コーポレート業務推進統括部
法人企画部長(兼務 経営企画部 社長室長)
尾池靖
24年以上勤めた損害保険会社時代に、レオパレス21を担当していたことがあり、その縁もあって転職を決意し、2014年3月に入社。入社後は法人企画部を担当し、WBSを企画。海外赴任者にとって必要なことを考えて業務拡大を進めている。

株式会社レオパレス21
コーポレート業務推進統括部
法人企画部 WBS営業推進課
次長
西村康裕
1998年にレオパレス21入社。賃貸事業部に配属され、法人営業部にも携わる。2015年コーポレート業務推進統括部に異動となり、尾池部長の直属の部下としてWBSの立ち上げに尽力。サービスの考案や国内事業と国際事業とのシナジー構築に加え、営業との連携強化に務める。

海外赴任をトータルサポート
ワールドビジネスサポート(WBS)
http://wbs.leopalace21.com/

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