これから来る超高齢化社会のために、いま日本に必要不可欠な介護施設

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世界に先駆けて超高齢化社会に突入しつつある日本。団塊の世代が高齢者になる2015年から2025年までの10年間で65歳以上が262万人も増加すると予測されています。これにより、日本の社会にこれから先どういう変化がもたらされ、何が必要とされるのでしょうか。誰にとっても他人事ではない、この問題を考えてみましょう。

2.3人で1人の高齢者を支える時代に、入居施設は必要数のわずか16%

振り返ると2015年というのは、団塊の世代が65歳以上の高齢者となった年で、高齢者人口は3392万人。今後も、2040年までは増加の一途をたどると予測されています。高齢者を支える社会の構図を見てみると、2015年は高齢者1人に対して、15〜64歳の現役世代2.3人で支えていますが、2060年には1.3人で1人の高齢者を支えることとなります。

これだけ高齢者の実数も割合も増えていくということになると、高齢者の見守りや世話=介護を、それぞれの家族の問題としてではなく、社会として支えていく仕組みがますます必要になります。 国も「介護離職ゼロ」を掲げて、介護現場での処遇改善や助成金などの対策をとり、企業も介護休暇制度の設置・改善などに取り組んでいます。

2025年には、要介護・要支援認定者数は、65歳以上の2割に当たる716万人に上ると試算されており、うち252万人は要介護3以上で、食事・入浴・排泄の介助が必要な方たちです。こうした、自立生活の困難な状況に加え、認知症が進行した方なども入居できる介護施設としては、特養や有料老人ホームがありますが、こうした介護施設の定員数は2014年時点で約97万人と、要介護・要支援認定者の16%をカバーする程度しか整備されていません。

介護支援は利用者本人だけでなく、家族へのサポートとしても不可欠

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入居型の介護サービスが受けられないとすると、あとは居宅系のサービスの助けを得ながら自宅で暮らしていくことになります。ホームヘルパーに週何回か自宅を訪問してもらうこともできますが、動けるうちはできるだけ活動をして健康維持を目指すという意味では、「デイサービス」が有効です。これは、送迎してもらって半日から1日、10〜30人ほどで機能訓練という軽い運動やレクリエーションというプログラムを行ったり、食事や入浴をさせてもらったりするものです。デイサービスは日帰りですが、「ショートステイ」という短期間の入所ができるところもあります。

いずれも目的は、ご本人が自宅に居られるための生活サポートであるのはもちろんですが、介護する家族に対するサポートの意味合いも大変大きいのです。核家族化で、お年寄りのお世話をするのはその世帯の主婦だけになりがちですが、ひとりで介護を行うのは体力的にも精神的にも負担が大きいものです。24時間365日のうち、少しの時間だけでも介護を専門とする人にお世話を託すことができれば息抜きもできて、また新たな気持ちで介護を行っていけるでしょう。実際に、緊急避難的に預かる「レスパイト入所(病院の場合は入院)」という言葉もあります。介護家族による虐待といった社会問題を回避するためにも、定期的に介護の専門家の目が入ることは有用です。また、老化や病状の進行具合も観察できます。

終の棲家は、長く暮らした土地で見つけたい

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老化や病状が進んでしまい、自宅での生活が難しい場合にはやはり、数としてはまだまだ不足している介護施設への入居を考えざるを得なくなるでしょう。医療的なケアも含めて24時間見守られるので、家族と離れている独居高齢者や、家族が離職せずに仕事を続けられることを望む場合には介護施設は不可欠で、社会インフラとしても大変重要なものと言えます。実際、息子夫婦が東京にいて一人暮らし、あるいは老夫婦だけで暮らすお年寄り世帯というのは、地方ではよく見かけるものです。

老後の生活では認知症も大きな問題ですが、最近では症状の進行を抑える効果を期待される薬を服用しながら、よりゆったりとした共同生活を送ることが良いとされ、自宅での見守りが難しい時には「グループホーム」への入居が望ましいです。9人や18人という少人数のユニットで、介護スタッフの目が行き届くため、徘徊も防げます。

また、入居を考える時には、長く暮らした地域を離れたくはないでしょう。慣れた土地で見知った人々がいれば気持ちのうえでも心強いですし、環境が大きく変化するのは、高齢者にとって健康上の負荷にもなり得るのです。自分が生活してきた地域で入居を果たす、できれば、デイサービスなどで長年交流してきたスタッフの顔も見られるような環境であれば、さらに安心でしょう。

レオパレス21では、住み慣れた土地に「安住の地」をつくっていきたいという考えから「あずみ苑」という名で、有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス・ショートステイなどの介護施設を運営しています。入居者様・利用者様のほとんどは、それぞれのあずみ苑から5km圏内にお住まいの近隣住民で、地域にとって大切な存在となっています。

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