【前編】賃貸住宅も十人十色の時代に!「my DIY」の狙いとは『「お部屋カスタマイズ」から「my DIY」への変更で自分らしい暮らしを提案』

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昨今のDIYブームが始まる少し前から、レオパレス21は「お部屋カスタマイズ」として壁紙を張り替える画期的なサービスを展開し、賃貸住宅のDIYを提案しています。
2016年10月には、名称を「my DIY」と変更し、さらなる認知度アップを目指します。
今回はサービスが生まれたきっかけや「my DIY」と名称を変更した理由、サービスを提案する狙いについて、賃貸事業部営業企画推進部営業企画課の三條正吾課長に伺いました。

携帯電話やネイルのデコブームから「お部屋カスタマイズ」は生まれた

Q:賃貸物件でDIYを行うときの制約について教えてください。

A:一般的な賃貸物件では、壁などに傷や汚れがつくと、原状回復義務がありますので、敷金で差し引くなどして、退去時に清算することになります。そのため、入居者は壁や床を傷つけないように気を使って暮らし、画鋲痕が残るようなことやペンキを塗ることなどは基本的にできません。

近年ではカスタマイズ賃貸が増えていて、特に古い物件のオーナー様が入居者を見つけるために、入居者が壁などに自分好みの施工をしても退去時にそのままで良いとして、原状回復の義務を外している物件もあります。レオパレス21の「my DIY」は、そういったものとは違う形のサービスを提案しています。

Q:「my DIY」の前身となる「お部屋カスタマイズ」を始めたのには、どういった背景があったのでしょうか。

A:「お部屋カスタマイズ」をスタートしたのは、2012年の5月です。当時は、携帯電話やネイルをデコレーションして自分らしく装飾することが流行っていました。レオパレス21として、お部屋でも何かできるのではないかと考え、「壁紙を変えたらお部屋の雰囲気も変えることができるのではないか」と考えついたことがきっかけです。「お部屋カスタマイズ」は、お部屋の壁1面の壁紙を無料で貼り替えるサービスとして始めました。

Q:「壁」に絞ったのはどういった理由があるのでしょうか。

A:お部屋でできるデコレーションを考えていくと、「壁を変える」、「床を変える」、「照明器具を変える」といったことがありますが、一番簡単に手を加えられるのが壁です。レオパレス21の物件では照明器具はオーナー様の所有物ですので保管の問題があり、床を剥がすのは施工が大変です。その点、壁紙は貼り替えがしやすく、壁は面積が大きいので、変えたことによるインパクトも大きいのです。

ニーズに合った壁紙をラインナップ

Q:壁紙のラインナップはどのように選ばれているのでしょうか。

A:試行錯誤しながら、アクセントクロスとなるレンガ風や花柄のものなどを選び、最近ではファッションなどの流行の柄を取り入れるなど新たな種類を加えています。壁紙を取り扱う壁装材メーカーもサンゲツ1社から、シンコール、リリカラ、トキワを加えた4社になり、ラインナップも現在では100種類を超えるほどに増えて、1年に1回更新しています。

1年目でお客様の好みを分析した結果に基づいて、デザイン的に好まれやすい傾向のある壁紙を厚く揃えました。人気があるのは、可愛らしいレンガ風やコンクリート柄です。賃貸住宅というのは30年、40年暮らす住まいではないため、奇抜な柄の壁紙にトライしてもらいたいという気持ちもあり、冒険してもらえるような柄もラインナップしています。

有料にはなりますが、2015年からは2種類の壁紙を貼り分けるオプションサービスも設けました。また、海外のセレブなどにも使用されている洗練されたデザインによるプレミアムウォール壁紙「壁神」も扱っています。

「お部屋カスタマイズ」から「my DIY」へリブランディング

Q:「お部屋カスタマイズ」から「my DIY」への名称変更には、どういった理由があるのでしょうか。

A:2016年10月に、「お部屋カスタマイズ」から「my DIY」に名称を変更しました。「お部屋カスタマイズ」として誕生したサービスは、今年で5年になります。同じサービスを継続していくことも大切ですが、求められていることは変わってきています。お客様から選ばれ続けていくためには、顧客ニーズに合った形でブラッシュアップを図っていくことが必要です。

リブランディングを図るにあたり、「DIY」という言葉は、「カスタマイズ」よりも住まいとの親和性があるとともに、言葉の認知度も高いため、この言葉を用いた名称に決めました。

「お部屋カスタマイズ」では、「変更した壁紙の面であれば、棚の取り付けやペイントも可能」とするサービス内容でしたが、「壁紙が変更可能」ということに着目されがちでした。

「DIY」という言葉には、「自分好みのものをつくる」という意味合いもあります。住宅リノベーションなど、つくられたお部屋に住むのではなく、自分でつくって楽しんでいくというのが最近の風潮です。「my DIY」では壁の1面だけではなく、空間全体を楽しむものとし、「住まいや暮らしをより良いものにするために自分で快適な生活空間や物をつくる」という点をアピールする意味もあって「DIY」という言葉でリブランディングを図ったのです。
後編では実際の「my DIY」の楽しみ方や今後の展開についてお話しします。

(プロフィール)
株式会社レオパレス21
賃貸事業部営業企画推進部営業企画課
課長
三條正吾

1996年に株式会社レオパレス21に入社。アパート設計や店舗設計、住宅設計などに携わった後、2012年から現職のmy DIYに取り組む。

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