【後編】スマートロックとは?進化するIoTによって変化する賃貸住宅『スマートロックの導入による付加価値とは』

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レオパレス21が導入を予定しているスマートロック「Leo Lock」について、前編では機能や特長を中心にお聞きしました。オリジナル仕様の「Leo Lock」は単にスマートフォンを鍵にできるだけではなく、様々なメリットがあります。
後編ではスマートロックの導入による、内見や契約の際に利便性が向上する点、また、実際に入居者様にもたらされるメリットなどについて、引き続きレオパレス21 建設企画部資材開発課の大木宏樹設計課長に伺いました。

スマートロックの導入で、内見や鍵の引き渡しが変わる

Q:スマートロック「Leo Lock」の導入で、賃貸の集合住宅の内見の際には、どのようなメリットが生まれるのでしょうか。

A:内見の時には、今は物件を担当する店舗の社員が同行していますが、今後はワンタイムの暗証番号を発行することで、来店していただかなくてもお客様だけで内見していただくことも可能です。内見後にお客様が施錠を忘れても、管理センターで遠隔施錠することも可能です。

Q:契約や鍵の引き渡しの際にも、「Leo Lock」の導入で利便性が向上する点はありますか。

A:例えば、沖縄の店舗で北海道の物件を契約して、鍵を渡すといったことができます。あるいは、契約から入居まで期間が空いている場合、通常は鍵の引き渡しのために再度、来店していただいていますが、契約時に入居日から鍵を使用できるように、日時設定を行ったカードキーを渡すことも可能です。
今は法律により賃貸契約は対面で行う必要があります。しかし、将来、法律が変われば来店不要になる可能性もありますし、民泊での需要も考えられます。既に当社では、電子契約「Leo-sign」をスタートしていますので、先を見据えて多様な鍵の渡し方ができる体制をとれるようにしています。

スマートロック「Leo Lock」で実現できる便利な暮らし

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Q:「Leo Lock」の主な機能については、前編でもお聞きしましたが、入居者様には実際にどのようなメリットがあると考えられますか。

A:レオパレス21の管理物件では、セキュリティ上の理由で、一般の鍵屋で合鍵をつくることができません。これまで、入居者様が合鍵を必要とする際には、管理センターまで来ていただいていましたが、物件によっては管理センターが近くにないことが問題でした。しかしスマートロックの導入に伴い、ご自分で合鍵をつくれるようになり、入居者様の利便性の向上が図れます。
また、鍵をなくした場合、セキュリティを考えて、従来の鍵はシリンダーごと交換していましたが、「Leo Lock」なら、一度、合鍵として登録したスマートフォンや交通系ICカードを、スマートフォンの「Leo Remocon」のアプリや「Leo Lock」本体で、入居者様ご自身で無効にすることができます。合鍵を渡した相手に、返してもらえない時も、その合鍵を無効にできるので安心です。アプリでは、どの鍵で開錠されたか、鍵の開閉状況を確認でき、お子さんの帰宅を外出先から確認するといった使い方にも役立ちそうです。そのほかアプリでワンタイムパスワードを時限設定して発行し、遊びに来る人に伝えるといった使い方も可能になります。
さらに「Leo Remocon」と連動して、開錠や施錠の際に家電のスイッチのオン・オフが設定できるなど、スマートロックの導入は入居者様の暮らしやすさにつながっていくと思います。室内で急激な温度上昇があった場合は、火災が起こる危険が想定されるため、通知を送ることも可能です。

今後もIoT化を進めて付加価値のある賃貸の集合住宅に

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Q:「Leo Lock」や「Leo Remocon」など、業界に先駆けてIoT機器の導入を推進しているのは、どのような理由からでしょうか。

A: Wi-Fi環境の構築やビデオ配信などの機能を持つ「LEONET」が、ほぼ全ての管理物件に導入されていますが、これほどのインフラを持つ賃貸の集合住宅会社はほかにないと思います。「LEONET」を活かして他社にはないメリットを出すには、IoT機器を導入していくことが重要だと考えています。IoT機器だからといって、取り扱いのハードルが高いものではなく、目指しているのは誰でも使えるようなものです。その先には、「入居者様の生活が豊かになるように」という思いがあります。

Q:今後導入を予定しているIoT機器はありますか。

A:宅配便の再配達問題がニュースで取り上げられていますが、単身の方は日中不在にすることが多いです。レオパレス21では、ヤマト運輸とフランスのネオポストが設立したパックシティジャパンと提携して、オープン型宅配ロッカー「PUDOステーション」の設置を進めていますので、そういったものとの連携も考えていきたいと思います。また、まだ公表できる段階ではないのですが、ほかに進めている企画もあります。今後も賃貸の集合住宅としての付加価値をつけていくため、多くの企画を考えています。

(プロフィール)
株式会社レオパレス21
商品技術統括部 
建設企画部 資材開発課 
設計課長
大木宏樹

1995年入社。<現場建築職人として入社後、工事課、資材課を経て、1998年以降は商品開発業務を中心とした資材業務を行う。
2011年から2年間、株式会社LIXILリアルティへ出向して納材業の立ち上げを行い、復帰後は、資材を中心とした開発業務に携わり、今に至る。
趣味は、テニス、ソフトボール、バンド、ゲーム、釣り等、多趣味。

Leo Remocon [レオリモコン]
http://www.leopalace21.com/service/leoremocon.html

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