【後編】技能実習を通じて日本とベトナムの架け橋となる、グローバルな若い力に期待『外国人技能実習制度で得たものとは』

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外国人技能実習制度
レオパレス21では、これまでも日本政府が推進する外国人技能実習制度で、ベトナムからの外国人技能実習生を協力工務店に受け入れるといったサポートをしてきましたが、2017年7月より直接雇用の受け入れを始め、その第一期生を迎えました。レオパレス21はベトナムのハノイをはじめASEAN諸国に進出し、サービスアパートメントを運営するなどグローバル化を進めています。
後編では引き続き、商品技術統括部建設企画部海外工務課の山本誠課長(写真後列中央)と、ベトナムからの外国人技能実習生の皆さんに、実習生受け入れの効果や今後の展望、ベトナム帰国後の夢などについて伺いました。

ベトナム人実習生から見た「日本」とは

Q: 実際に来日してから、改めて日本に対して受けた印象や驚いたことがあれば教えてください。

ハオ:日本は車が多いのに、道が混まないし、クラクションを鳴らさないことです。

ハイ:日本の物の値段に驚きました。車は日本のほうが安くて、ベトナムでは2〜3倍の値段がするのに、野菜は日本が高いです。

ズン:日本は道がきれいで気候が良いことに驚きました。ゴミの分別は難しいです。

ビエン:日本は美しく緑と花がたくさんあり、道にゴミがありません。でも、ゴミの出し方は難しいです。

ヴィエット:日本は空気がおいしい。静かで清潔な国だと思います。

タオ:日本は道が整備されていて、ルールがある国です。

トー:日本は交通が便利です。日本人は熱心だと思います。

ファット:日本人は「ありがとう」「ごめんなさい」をすぐに言うので、気持ち良いと思いました。

技能実習を終えた先の夢は「起業」や「日本企業への就職」

外国人技能実習制度
Q:日本での技能実習を終え、ベトナムに帰国後、どのように活かしていきたいですか。

ヴィエット:建築関係で起業して、レオパレス21のパートナーになりたいと思っています。

トー:建築関係の日本企業で働きたいです。

タオ:レオパレス21で働くか、会社を起こしたいと考えています。

ビエン:日本企業の中でもレオパレス21で働きたいです。

ファット:レオパレス21のハノイ支店で働きたいです。あと、日本の和室のある家をつくりたいと思っています。

ハオ:私もレオパレス21のハノイ支店で働きたいと思っています。

ハイ:日本に戻るチャンスがあれば、日本で働きたいです。戻らなければ、工務店をつくりたいです。

ズン:私も日本に戻りたいです。難しい場合はベトナムで、不動産会社に入って働きたいと思っています。

Q:レオパレス21では、技能実習の修了後に実習生を採用する予定はありますか。

山本:今回、採用した技能実習生は全員大卒です。高卒者の場合は、特例によるケースを除くと、特殊な技能技術を持っていなければ、在留資格を取得することができません。大卒者の場合は、日本語検定1級か2級を取るといった条件が揃えば、人文知識で日本に来ることができるので、再雇用やほかの企業に就職するなどして、日本で働くことができます。当社でも、ハノイ支店でサービスアパートメントの保守管理を担う人材として採用することも選択肢だと思います。また、建築不動産の現地企業と合弁会社を設立し、彼らの就職口を作り活動する事が出来れば当社にもかなりのメリットが有り良いかと思います。他に、ハノイ支店で採用し企業内転勤させ本社勤務でCAD等IT系での活躍も期待出来ると思います。

技術支援や人材育成のために「外国人技能実習制度」を今後も展開

外国人技能実習制度
Q:外国人技能実習生の受け入れによる効果はこれまでに何かありましたか。

山本:技能実習生の協力工務店による受け入れの際に、送り出し機関にサポートさせて当社の社員が講師として出向いていました。
実習生たちは、一人ひとりビジョンが有り、向上心が高く、真面目です。正しく教えれば、正しく覚えます。実習で指導された内容を忠実に実行し、吸収しようとしていますので、職人さんや当社の職員にも刺激となり、良い影響を与えています。また、これまで国際的な感覚が作業の現場にはなかったため、グローバル化が進む中で、国際理解が進められ、国際交流ができることもメリットだと考えています。

Q:今後は、外国人技能実習制度をどのように活用していく予定でしょうか。

山本:今回の直接雇用第1期生は、今後、来日する実習生の日本語指導をしながら技術も教えるといった役割を持たせることを考えています。
直接雇用第2期生の面接を10月頃に行い、8名(予定)採用して1年後に来日してもらう予定になっています。作業采配ができるように教育を行い、第1期生にはリーダーとサブリーダーをやってもらう予定です。第3期生以降を実施するかは今のところは未定ですが、技能実習制度に介護職が追加されたため、当社が展開する有料老人ホームあずみ苑での雇用も可能です。
外国人技能実習制度は、現実には労働力として活用されるケースも多いのですが、当社としては、技術支援やグローバル化に対応する人材育成の一環として、今後も進めていきたいと考えています。

<プロフィール>
株式会社レオパレス21
商品技術統括部建設企画部海外工務課
山本誠

1994年入社。
現職では技能実習生の受け入れのため、日本やベトナムの関係機関との調整やモックアップ研修等、実習生管理と現場配属に関わっている。
趣味は海釣り、旅行。

http://www.leopalace21.co.jp/news/2017/0626_2041.html

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