【前編】なぜ日本企業の進出が増加しているカンボジアなのか!ASEAN戦略『グローバル化が進むカンボジアを選んだ理由』

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ASEAN諸国への進出を進めるレオパレス21では、タイ、ベトナムに続いて、2017年秋にカンボジアの首都プノンペンに、初の自社開発によるサービスアパートメント「グランフェルテ プノンペン」をオープンします。
ASEAN諸国の経済成長は著しく、日本企業の進出が加速する中、どのような意図でカンボジアへの進出を決めたのでしょうか。
前編では、カンボジアへの日本企業の進出状況やサービスアパートメントを展開した理由などについて、レオパレス21の国際事業部国際事業統括部国際営業部、西片眞吾部長に伺いました。

日本企業の進出が急速に進むカンボジア

Q:カンボジアへの日本企業の進出状況を教えてください。

A:日本企業のカンボジアへの進出数は近年増加しており、カンボジアの日本人商工会に加入している企業は241社です。2010年の段階では45社でしたので、ASEAN諸国の中でも進出が著しいと言えます。
様々な業界の企業が進出しており、中でも多いのは製造業です。人件費が安いことで中国やタイからシフトし、チャイナプラスワン、タイプラスワンとして位置づけられています。非製造業では、流通大手のイオンが進出し、2018年にはイオンモール カンボジア2号店のオープンも予定されています。
日本人や外国人の駐在員だけでなく、カンボジアの中流階級層もターゲットにした内需向けのサービスとして展開されているものです。カンボジア国内における中流階級層の増加に伴い、今後、小売・サービス業などの分野でも企業進出が加速することが見込まれます。

経済成長率が高く、外資が参入しやすいカンボジアの魅力

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Q:ASEAN諸国の中でも、タイ、ベトナムに続いてカンボジアにサービスアパートメント「グランフェルテ プノンペン」を開業するのは、どういった理由によるものでしょうか。

A:カンボジアは経済成長率が高くマーケットに伸びしろがあり、日本企業など外資系企業の進出が相次いでいることが理由です。日本国内でお付き合いのある企業様のお部屋探しや事務所探しなどの仲介業から始め、基盤を築いた上で投資開発事業を進めました。
通貨や外資規制面での進出のしやすさも、カンボジアにサービスアパートメントを展開するのに魅力的な部分です。カンボジアにはリエルという通貨がありますが、実際は基本通貨として米ドルが流通しています。カンボジアは他のASEAN諸国と比較して、外資規制が低く、100%外国資本による現地法人をつくることができます。
「グランフェルテ プノンペン」は、レオパレス21の100%出資による現地法人が運営しています。

Q:サービスアパートメント「グランフェルテ プノンペン」のターゲット層を教えてください。

A:「グランフェルテ プノンペン」の主たるターゲット層は、日系を含めた外資系企業の駐在員の方々を想定しています。
これまでにASEAN諸国でオープンしたサービスアパートメントは完成している物件を購入またはマスターリースしたもので、例えばタイ・シラチャーのサービスアパートメントは日本企業が集まる工業団地に近いことから、結果的に日本人の入居者様が中心でした。ベトナム・ハノイの物件も同じような状況です。
「グランフェルテ プノンペン」は富裕層の住宅地区トゥールコック地区に立地し、周辺にはインターナショナルスクールもあるため、日本人以外の欧米・アジア諸国の方々なども取り込めるのではないかと考えています。

日本ならではのきめ細かなサービスを提供

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Q:「グランフェルテ プノンペン」は、どういった特色を持つサービスアパートメントなのでしょうか。

A:日本ならではのきめ細かなサービスを提供することで、サービスアパートメントとしての付加価値を高めていきたいと考えています。
セキュリティの面では、警備員が常駐し、エレベーターにはカードキーシステムを採用しています。日本式に浴室とトイレを分けて、全室にバスタブを設置しています。浴槽は浅いものではなく深いタイプを設置して一日の疲れを癒せるように配慮しました。トイレには温水洗浄便座を設置しています。
ソフト面については日本国内ホテルおよびグアムリゾートでの支配人経験者が常駐し、運営サービスのノウハウを現地スタッフに教えています。日本人スタッフのほかに、中国語や韓国語を話すスタッフもフロントに配置しています。長期間ご入居頂く方にも快適にお過ごし頂けるようにノウハウを蓄積して対応できる体制を構築していきます。 「グランフェルテ プノンペン」には56部屋ありますが、その内の20部屋はショートステイ用に運営します。ダウンタウンと工場があるエリアの中間に位置しているため、短期利用の需要も見込んだことによるものです。

後編では、サービスアパートメントの集客方法や、海外進出の課題、今後の展開などについて伺います。

<プロフィール>
株式会社レオパレス21
国際事業部 国際事業統括部 国際営業部
営業部長
西片眞吾

2000年入社。
本社(賃貸事業部、リゾート事業部)での勤務を経て、
2002年から韓国ソウル赴任。
当地でのグアムリゾート営業、東アジアからのインバウンド送客業務に携わり、
2015年帰国後、現職。

http://www.leopalace21.co.jp/global/saso.html

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