【後編】なぜ日本企業の進出が増加しているカンボジアなのか!ASEAN戦略『カンボジアでのスキームと今後のグローバル展開』

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カンボジア進出
2017年秋、ASEAN諸国の1つ、成長著しいカンボジアにレオパレス21が手掛けるサービスアパートメント「グランフェルテ プノンペン」が新しくオープンします。前編ではレオパレス21がカンボジアで事業を展開する理由やこの国の特徴について伺いました。
後編では、「グランフェルテ プノンペン」の集客方法や、海外進出の課題、今後の展開などについて伺います。

ネットワークとITでの集客戦略

Q:カンボジアに展開したサービスアパートメントは、どういった方法で集客を行っていくのでしょうか。

A:日系企業の場合は現地や日本でのお取引様などで、関係構築が少なからずできていますので、この部分での営業活動を実施しています。他の外資系企業については個別訪問と共に各国商工会や各種団体にもアプローチを行っています。また、現地不動産会社とのリレーションも図っています。

またホームページでの集客も実施しています。多言語に対応するため、日本語・英語・中国語・韓国語によるホームページを作成し、レセプションスタッフも日本語・英語・中国語・韓国語対応可能な人材をそれぞれ配置しております。またショートステイ向けに、オンライントラベルエージェントでも集客を図っています。

Q:「グランフェルテ プノンペン」では管理業務も自社で行うのでしょうか。

A:日常点検や定期点検などの建物管理は、日本での賃貸管理事業で培ったノウハウを活かして自社で行っています。外壁・外枠窓ガラスなどの清掃・その他ビルメンテナンスについては現地の日系企業に委託しています。

外資参入のハードルが低いカンボジア

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Q:すでにサービスアパートメントやサービスオフィスを展開しているほかのASEAN諸国とカンボジアでは何か違いを感じる点がありますか。

A:カンボジアは外資企業に対する規制が少なく、参入障壁が低いことが挙げられます。カンボジアの通貨であるリエルではなく、通貨の価値が安定しているドルを広域で使えることで、為替リスクが抑えられることも、進出しやすいと感じる点です。

Q:外資系企業が参入しやすいカンボジアでも、問題となる点はありますか。

A:カンボジアだけに限りませんが、法律の改正が日本と比較すると頻繁にあり、昨日は問題なかったことが、今日は問題になってしまうことがあるため、常にアンテナを張って確認していかなければならないということでしょうか。

ASEAN 諸国での難題と言えば、壁紙クロスを貼れる職人があまりいないことですね。例えば、タイではそういった職人もいるのですが、ASEAN諸国は内装塗装が一般的ですので、壁紙クロスを貼れる職人は少ないようです。結果的に一部分を塗装に変更することを余儀なくされました。日本的なデザインやおもてなしを形として物件に取り入れるのには、まだまだ課題がありますが、フレキシブルに対応していきたいと考えています。

日本企業が進出している国で「住まい」を通じたお困りごとを解決

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Q:ほかのASEANの国への進出予定など、今後の展望を聞かせてください。

A:まずは今ある拠点でのビジネスを深化させていきたいと考えています。

今後新たな国に進出していくのであれば、日本企業が進出している国で、当社が事業展開できる国がターゲットになります。「日本企業の海外での住まいを通じたお困りごとの解決」が、当社の命題だと考えています。

また既に拠点展開している国の中では、ベトナムに勢いがあると感じており、今後も投資開発の候補地となると思います。人口や経済規模の点から見ていくと、フィリピンやインドネシアも魅力的です。各国に共通していることですが、いかに現地の良きパートナーを見つけられるかといったご縁による部分も大きいと思います。

<プロフィール>
株式会社レオパレス21
国際事業部 国際事業統括部 国際営業部
営業部長
西片眞吾

2000年入社。
本社(賃貸事業部、リゾート事業部)での勤務を経て、2002年から韓国ソウル赴任。
当地でのグアムリゾート営業、東アジアからのインバウンド送客業務に携わり、2015年帰国後、現職。

http://www.leopalace21.co.jp/global/saso.html

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