【前編】レオパレス21が中小企業の海外展開への貢献を評価され「SWBSアワード2017」を受賞。その中核を担うGROSとは?

グローバル

関連キーワード
SWBSアワード2017
レオパレス21はグループ会社であるエンプラス株式会社(以下エンプラス)と連携し、グローバルな人事異動のトータルサポートを提供する「GROS(Global Relocation Operating Support)」を2017年から展開しています。こうした海外事業が高く評価され、レオパレス21は中小企業の海外展開に貢献した企業として「SWBSアワード2017」を受賞しました。

今回はレオパレス21 マーケット開発統括部 芦村健人戦略企画部長(写真右より2人目)とGROS推進課 楯石洋子さん(写真右端)、エンプラス 雲下加奈代表取締役社長(左から2人目)、事業推進グループ取締役 西村康裕事業推進部長(左端)に「SWBSアワード2017」受賞の件と、「GROS」について話を伺いました。

「WBS」から「GROS」へ、その違いとは

SWBSアワード2017
Q:まず「SWBSアワード2017」受賞に対する思いと、SWBSとの関係についてお聞かせください。

楯石:当社の中小企業に対する海外展開支援事業が評価されて非常に光栄です。SWBSというのは、経済産業省所管の独立行政法人である中小企業基盤整備機構が運営している事務局で、海外進出に意欲的な中小企業と、当社の「GROS」のような海外展開支援企業をマッチングするサイトを提供しています。レオパレス21も2015年7月にサポート企業として登録させていただいていて、この度SWBS登録企業629社(審査日時点)のうち、当社を含む2社が、2017年に最も中小企業の海外展開に貢献した企業として「SWBSアワード2017」に選定されました。今回受賞できたのもうれしいのですが、SWBSに登録して一番大きかったのは、「GROS」立ち上げのきっかけにもなったエンプラスに出会えたことですね。

Q:レオパレス21では「GROS」より前に「WBS(World Business Support)」を展開していたということですが、どういった違いがあるのでしょうか?

芦村:「WBS」は3年前に初めてレオパレス21内で立ち上げたサービスです。具体的には国際事業部と連携し、海外赴任者向けに各種サポートを行うという事業でした。ただ「WBS」を展開するにつれ、国内外のアライアンス先とのスピード感を持ったネットワーク構築への課題、不動産及びリロケーションに通じ、語学が堪能な人材の不足、サービス提供状況の可視化が可能なITプラットフォームの不在等の壁に直面し、今後の「WBS」の展開に対して足踏みをしていた状況でした。

その折にエンプラスとの出会いもあり、同社を核に国内外のグローバルリロケーションマネジメント事業の立ち上げ、日本国内のSA事業への参入といった事業領域の拡大に合わせ、「WBS」から「GROS」へと名称変更するに至りました。「GROS」はエンプラスを主軸に置き、我々はサポート役としてまずは社内外への浸透・定着化を図ります。次に、当社及びグループ会社との最大限のシナジーを発揮すべく、企画・営業推進を行っていきます。

Q:「GROS」とはどのような事業なのでしょうか。

楯石:「GROS」は2017年12月22日からスタートしたサービスです。「WBS」の時には海外赴任者を対象とした住居探しですとか、新規海外進出をする方に対して会社設立の登記やサービスオフィスのお手伝いなどを実施していましたが、「GROS」ではもともとグローバル人事異動を行っていたような大企業がターゲットに変更になっています。

例えばエンプラスが行っているサポート事業やレオパレス21で海外拠点を置いている9ヵ国・地域16拠点でできること、さらには「WBS」で行っていたような海外進出に対するサポートなどを統括したものが「GROS」であり、現在対外的に訴求を始めています。

Q:「GROS」ではサービスアパートメントも扱っているとお聞きしましたが。

芦村:はい。現在、当社海外ではタイ・シラチャー、ベトナム・ハノイ、カンボジア・プノンペンの3拠点で駐在員の方々に快適な空間を提供できるようサービスアパートメントを管理・運営しています。

近年インバウンドのビジネスパーソンが年々増加しており、それに伴い宿泊施設提供の需要が高まってきています。当社としては今まで日本国内ではアパートが主な商品でしたが、今後新たにサービスアパートメントの提供が可能になったことは大きなメリットと言えるでしょう。今後は上記以外にも全世界でのサービスアパートメント情報の提供が可能となります。

「GROS」の反響とは

SWBSアワード2017
Q:「GROS」の反響はいかがでしたか。

楯石:今までレオパレス21が展開してきた海外拠点が16ヵ所(※)しかなかったため、全世界に進出している企業のお部屋探しの仲介をピンポイントでご依頼いただくというのはなかなか難しいことではありました。しかしエンプラスをグループ会社に迎えたことで、全世界の主要都市の住居を仲介させていただけるようになったため、「GROS」自体走り始めてからまだ1ヵ月少しではあるのですが、既存の法人のお客様たちから反響をいただくようになったと思っています。

Q:特に法人のお客様から需要が高い地域を教えてください。

楯石:ベトナムのハノイやホーチミン、タイのバンコクなどは「WBS」の時から多くのお問い合わせをいただいております。今後進出を検討するという場合は、フィリピンのマニラなどの需要が高いです。

※レオパレスの海外拠点
韓国(ソウル、釜山) 中国(上海、北京、広州、大連) ベトナム(ハノイ、ホーチミン) タイ(バンコク、シラチャー) カンボジア(プノンペン) ミャンマー(ヤンゴン) フィリピン(マニラ) インドネシア(ジャカルタ) 台湾(台北) シンガポール(シンガポール)

「GROS」展開のメリットとは

Q:「GROS」展開のメリットを教えてください。

芦村:まず当社が法人営業を行うに当たって、「GROS」でエンプラスの機能が活用できるという点が、営業先のお客様それぞれが持つグローバルリロケーションへのニーズに対するソリューションの一助となると思っています。さらにエンプラスの情報ネットワークを使って、国内外で当社が展開している賃貸アパートメント・サービスアパートメントへの送客が可能になることが見込めます。その他、ビジネストラベルマネジメントにおける当社グループ会社ウイングメイトとの連携、アウトバウンドの留守宅管理の受託、海外拠点への法人・個人送客等のシナジーが生まれることを期待しています。

(プロフィール)
株式会社レオパレス21
マーケット開発統括部
戦略企画部長
芦村 健人

株式会社住友銀行(現、株式会社三井住友銀行)入行後、法人営業部門、企業金融部門、不動産ファイナンス部門に従事。同行、法人業務部上席推進役、銀座法人一部長等歴任。2016年10月より現職。
2017年10月エンプラス社外取締役就任。

株式会社レオパレス21
マーケット開発統括部
戦略企画部 GROS推進課
楯石 洋子

株式会社レオパレス21入社。新宿支店配属。賃貸営業を経て、2016年5月、戦略企画部配属。エンプラスのグループ会社化に尽力。現在「GROS」サービス促進のため、社内外への訴求活動を行う。

エンプラス株式会社
代表取締役社長
雲下 加奈

賃貸住宅ニュース社(現、株式会社CHINTAI)入社、子会社の株式会社エイビー・チンタイ取締役を経て、エンプラス設立に参画、取締役就任。海外事業・国内サービスアパートメント事業を一貫して行う。
2017年10月より代表取締役社長に就任。

エンプラス株式会社
事業推進グループ
取締役 事業推進部長
西村 康裕

株式会社レオパレス21入社。賃貸事業部にて法人営業部、センター・パートナー営業部の責任者を歴任。2015年7月、戦略企画部次長に就任。海外赴任者向けサービス「ワールドビジネスサポート」の立ち上げを行う。
2017年10月より現職。

その他のおすすめ記事

その他のグローバルの記事

キーワード一覧

 ページトップ