働き方改革による社会貢献! プレミアムフライデーを活用してNPO活動

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政府が一億総活躍社会を実現するために推進している取り組みのひとつが働き方改革です。様々な施策が行われる中で徐々に働き方改革という言葉が一般的にも認知されるようになり、その一環として2017年には、月末の金曜日は午後3時に退社することを推奨する「プレミアムフライデー」がスタートしました。

そこで今回は、プレミアムフライデーの導入によりできた自由な時間がいったいどのように使われているのかをまとめ、プレミアムフライデーの一味違う活用法として、NPO活動への参加について紹介いたします。

プレミアムフライデーは「飲食に利用」がトップ

プレミアムフライデーは月末の金曜日に仕事を早めに切り上げて、いつもより少し豊かな時間を過ごすことを目的として導入されたものです。
MCEI東京支部・大阪支部がマーケティング実務者の会員249名に行ったアンケートによると、「プレミアムプライデーで、消費が伸びる分野は?」という質問に対し、約68%が飲食と回答しています。何に利用したいかについても、飲食が約43%とトップです。習い事や趣味に利用すると回答した方も約40%います。
プレミアムフライデーを「自分磨きをする時間」と位置づけている人も多いのでしょう。一方、旅行(30%)やショッピング(13%)といった分野を挙げている人は少数派でした。
プレミアムフライデーによってできる時間がそれほど多くなく、買い物はネットショッピングで済ませる方が増えていることが影響しているのかもしれません。

プレミアムフライデーを使ったNPO活動

このように多くの人は、プレミアムフライデーを「飲んで」「食べて」「学ぶ」時間に利用しています。もちろん、それらも有意義な時間の使い方だと思いますが、せっかくなら普段の日常生活では得られない体験をしてみるのはいかがでしょうか。中でも注目なのが、NPO活動への参加です。

「NPOってちょくちょく聞くけど何だかよく分からない」という人もいると思います。
NPOとはNon Profit Organizationの頭文字を組み合わせたもので、「非営利組織」のことです。営利を目的とした団体(企業など)に対して、営利を目的としない民間団体の総称として使われています。政府や企業とは異なる立場から社会の様々な問題を解決することを目的とした組織で、多くの場合ボランティアに支えられています。

NPO活動に参加する意義

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NPO活動に参加しても収入を得ることはできませんが、会社で働いているだけでは得られない様々な体験をすることができます。

・会社勤めでは出会えない人々と交流し、多様な価値観を知ることができる
本業では出会えないような人たちと交流することができ、新たな人脈を築けます。普段の業務では、顧客取引先とのコミュニケーションが大半を占めますが、NPO活動では仕事・住んでいる場所・国籍が異なる人々と交流ができるチャンスがあります。ほかにも、障害を抱えている人と話すことも考えられます。そうした普段は付き合うことがない人と交流すれば、多様な価値観に触れることができ、今までとは違った角度から物事を見る力が身につきます。また、同じものに興味を持つ友人をつくるきっかけにもなります。

・社会に貢献している実感を味わえる
営利第一で活動を行う企業の場合と異なり、NPOは社会への貢献が優先されます。寄付だけでも立派な支援ですが、実際にNPO活動に参加すると自分が社会の役に立っている実感を味わえるのも大きなポイントです。本業とは異なるやりがいを感じるという方も多いようです。

多くの場合、参加した人が口にするのは、NPO活動への参加は自分自身の成長につながるということです。自分の知らない世界に触れ、様々な人と出会うことで視野が格段と広がるので、その経験は本業でもプラスの効果となることでしょう。

NPO団体の探し方

NPO活動に参加するにしても、どのようなNPO団体を選べば良いのでしょうか。
まず、NPOには「NPO」「NPO法人」「認定NPO法人」の3種類があります。

・NPO(非営利組織)
非営利組織の総称がNPOです。非営利活動を行う民間団体なら誰でも自由に名乗ることができます。

・NPO法人(特定非営利活動法人)
特定非営利活動促進法に基づいて、法人格を取得したNPO団体です。NPO法人になるには所轄庁の審査を受けて認証を受ける必要があります。法人設立により、団体名義で様々な契約が可能となり、組織としての信用も得やすくなります。NPO法人の認証数は2017年11月30日現在で51779件あります。

・認定NPO法人(認定特定非営利活動法人)
NPO法人の中で、直前の2事業年度において一定の基準を満たして所轄庁の認定を受けた法人です。厳しい基準をクリアする必要がありますが、その分対外的な信用度も高くなり、税制上の優遇措置も受けることができます。認定NPO法人の認定数は、2017年12月15日現在で1058件あります。

いろいろなNPO団体がボランティアの募集をしていますので、自分の興味のある分野の団体を探してみると良いでしょう。

なお、NPO法人の活動分野は特定非営利活動促進法で定められており、全部で20種類あります。

1. 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
2. 社会教育の推進を図る活動
3. まちづくりの推進を図る活動
4. 観光の振興を図る活動
5. 農山漁村又は中山間地域の振興を図る活動
6. 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
7. 環境の保全を図る活動
8. 災害救援活動
9. 地域安全活動
10. 人権の擁護又は平和の活動の推進を図る活動
11. 国際協力の活動
12. 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
13. 子どもの健全育成を図る活動
14. 情報化社会の発展を図る活動
15. 科学技術の振興を図る活動
16. 経済活動の活性化を図る活動
17. 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
18. 消費者の保護を図る活動
19. 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
20. 前各号で掲げる活動に準ずる活動として都道府県又は指定都市の条例で定める活動

内閣府の運営する「内閣府NPOホームページ」(https://www.npo-homepage.go.jp/)内にある、「NPO法人ポータルサイト」でNPO法人の検索が可能です。
上記の活動分野からNPO法人を探すことができるほか、キーワードや住んでいるエリアなどでも検索できるので、自分の興味のある活動をしているNPO法人を見つけることができます。

また、WEB上では様々なNPO法人がボランティアの募集を行っており、それらの募集をまとめたサイトなどもありますのでチェックしてみるのも良いでしょう。

企業が従業員のNPO活動を支援する時代に

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最近では、企業のブランドイメージアップのため、自社の社員がNPO活動に参加することを企業が公認したり、企業内にNPO活動のグループをつくって参加する動きもでてきています。

企業で身につけた組織の運営能力や様々な技術はNPO団体の運営にも大いに役立ちますし、企業としても社員のNPO活動を認めることで、社会に貢献している姿勢をアピールできます。

プレミアムフライデーをどう活用するかは自由ですが、社会に貢献しつつ、自分自身が成長できるチャンスを得られるNPO活動も選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。

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