【後編】レオパレス21、中小企業の海外展開への貢献が評価され、「SWBSアワード2017」を受賞。エンプラスとの出会いが鍵に

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レオパレス21は、「GROS」事業における中小企業の海外展開への貢献が評価され、「SWBSアワード2017」を受賞しました。
後編では「GROS」事業の主軸を担うため、レオパレス21のグループ会社となったエンプラス株式会社(以下エンプラス)がどのような企業なのかに注目します。
さらに両社の今後の展望について、前編に引き続き、レオパレス21 マーケット開発統括部 芦村健人戦略企画部長(写真右端)とGROS推進課 楯石洋子さん(右から2人目)、、エンプラス 雲下加奈代表取締役社長(左から2人目)、事業推進グループ取締役 西村康裕事業推進部長(左端)に話を伺いました。

エンプラスとレオパレス21の出会い

Q:エンプラスとレオパレス21の出会いについて教えてください。

西村:2017年3月に開催されたSWBSの海外展開支援者サミットで雲下社長とお会いしたのが始まりです。
私はもともとレオパレス21で2015年にWBSの立ち上げに携わってきました。当時、国内企業の海外展開への機運の高まりを背景に、レオパレス21も海外への出店を加速していました。そこで、国内企業を中心としたお客様と当社の国際事業を繋げるビジネスの展開を目指しWBSを立ち上げたのです。

当初は限られた知見やノウハウの中で、自社のリソースを活用しお客様の課題解決にあたるスタンスで臨んで参りましたが、そこには限界がありました。そこで海外展開する企業を支援する側の立場の方々とネットワークをつくりたいという思いから、SWBSに登録し、サミットへも参加しました。当時サミットには多くの企業が参加していたのですが、エンプラスとは必ず会おうと決めていたのです。なぜなら、エンプラスは私たちが当時苦戦していた海外赴任のサポートや当社拠点のない地域の住居仲介や、住まわりのコーディネートに関するノウハウを既に持っていたからです。

Q:当時はエンプラスとの出会いでどのようなメリットが得られるとお考えでしたか。

西村:目先ではお客様のグローバルでの課題解決に繋がるノウハウが得られる事、また未だ日本では認知度の低いグローバルリロケーションマネジメントサービスの分野において新たなマーケット創出に注力できる事。そして何よりお客様、レオパレス、エンプラスの三者間においてWin-Win-Winの関係が構築できると思いました。

Q:エンプラス側はレオパレス21との提携にどういった経緯があったのでしょうか。

雲下:エンプラスでは当時グローバルリロケーションマネジメント事業を立ち上げ、拡大するにあたって、エンプラス1社のリソースでは限界があるということでパートナーを探していました。ちょうどその時レオパレス21と出会って話をしていく中で、いちばん良いパートナーになれるのではないかなとピンとくるものがありました。そこで当時の社長(現会長)にその旨を話したところ、たまたま彼の知り合いがレオパレス21の海外拠点にいらしたことがきっかけとなり、そうした縁をつなげていただいた先が西村氏でした。

エンプラスという会社について

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Q:エンプラス設立の経緯や事業内容を教えてください。

雲下:エンプラスの社名は、「ご縁をプラスにしていきたい」という思いでつけた社名で、2004年に設立いたしました。
当時はリーマンショックの前で外資系の投資銀行が数多く日本に進出しており、海外からミドルクラスの若手のビジネス客も大勢いらしていました。しかし、その頃海外の方が英語で部屋を探せるシステムがまだ日本には備わっていなかったため、その点にニーズを見出し、インバウンドの外国人ビジネス客を対象とした住宅まわりのサポートを始めたのがきっかけです。実際にバイリンガルのスタッフを揃え、英語で部屋探しができるウェブサイトをつくったり英語で対応させていただいたり、ミドルクラスの方向けの家具家電付きのサービスアパートメント立ち上げなども行いました。創業からの数年はお客様の殆どが外資系企業でした。

その後、日系企業のグローバル化に伴い、グローバル日系企業が日本に外国人社員を受け入れるインバウンドのケースが増えて、住まい以上のサポートも行ってほしいというお話を多くの企業からいただくようになったのです。そこで7年前くらいから、ビザ取得のコーディネートや空港の送迎、区役所への登録など生活を立ち上げるためのさまざまなサポートを担う事業も始めました。その後はインバウンドと同じようなサポートをアウトバウンドでもしてほしいというお客様からのご要望もあり、海外赴任のサポートやビザ取得のコーディネートなども行うようになりました。

Q:エンプラスの顧客層に変化はありましたか。

雲下:当初は外資系企業のお客様がほとんどでしたが、ここ数年は日系のグローバル企業からのお問い合わせも増えています。今後はさらに日系企業からのニーズを掘り起こしたいということで、これからレオパレス21の持つ顧客基盤にも一緒に働きかけていたいと思っています。

エンプラスと「GROS」の今後の展望

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Q:エンプラスの今後の展望について聞かせてください。

雲下:現在エンプラスでは海外赴任される方々とサポートするスタッフをつなぐリロケーションマネジメントシステムの開発を行っています。そして、このシステムを以って現在各企業の人事の方が抱える悩みを解決し、営業拡大、事業拡大につなげていきたいと考えています。また、2017年10月にレオパレス21のグループ会社となり、現在も色々と関連する部署やグループ会社等と打合せを重ねているのですが、いよいよ今年から様々な部署と共同で営業や事業を行っていきます。

Q:最後に、「GROS」の今後の展望について教えてください。

芦村:日本初の本格的なグローバルリロケーションマネジメントサービスの立ち上げと、日本国内のサービスアパートメント事業への進出を通じて、当社の国際事業部や国内の賃貸事業部、あるいは関係会社とのシナジーを通してトップラインへ最大限貢献していきたいと思っています。

西村:このシナジーがきちんと機能すれば、今後グローバル化が加速していく中で、国内にあるグローバルに関するニーズを今以上にキャッチできる機会が広がると思います。また、新たなニーズを起点として、レオパレス21のスピード感を活かした新しいビジネスの展開も可能になると考えています。

(プロフィール)
株式会社レオパレス21
マーケット開発統括部
戦略企画部長
芦村 健人

株式会社住友銀行(現、株式会社三井住友銀行)入行後、法人営業部門、企業金融部門、不動産ファイナンス部門に従事。同行、法人業務部上席推進役、銀座法人一部長等歴任。2016年10月より現職。
2017年10月エンプラス社外取締役就任。

株式会社レオパレス21
マーケット開発統括部
戦略企画部 GROS推進課
楯石 洋子

株式会社レオパレス21入社。新宿支店配属。賃貸営業を経て、2016年5月、戦略企画部配属。エンプラスのグループ会社化に尽力。現在「GROS」サービス促進のため、社内外への訴求活動を行う。

エンプラス株式会社
代表取締役社長
雲下 加奈

賃貸住宅ニュース社(現、株式会社CHINTAI)入社、子会社の株式会社エイビー・チンタイ取締役を経て、2004年エンプラス設立に参画、取締役就任。海外事業・国内サービスアパートメント事業を一貫して行う。
2017年10月より代表取締役社長に就任。

エンプラス株式会社
事業推進グループ
取締役 事業推進部長
西村 康裕

株式会社レオパレス21入社。賃貸事業部にて法人営業部、センター・パートナー営業部の責任者を歴任。2015年7月、戦略企画部次長に就任。海外赴任者向けサービス「ワールドビジネスサポート」の立ち上げを行う。
2017年10月より現職。

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