【前編】住まいをより快適にする窓回りのプロフェッショナル『網戸の概念を覆す「カートリッジ網戸」とは〜セイキ総業〜』

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セイキグループは生活環境を快適にする設備として親しまれてきた網戸を中心に、窓回りの建具製品の企画・開発から生産、販売まで統括的なサービスを展開しているグループ企業です。
今回はセイキグループの国内外のマーケティングを担うセイキ総業株式会社 取締役統括の守谷博文氏(写真左)と、営業推進部課長の石原秀司氏(写真右)に同社が取り扱っている網戸製品の詳細や最新の「カートリッジ網戸」のメリットなどについて話を伺いました。

窓回りのプロフェッショナル、セイキ総業

Q:まずセイキ総業の概要や事業内容について教えてください。

守谷:セイキ総業は住宅建材を中心とした総合建材メーカーを目指しており、網戸やブラインドをはじめとする窓回りのアクセサリーに特化し製品企画・開発などを進めています。ビルダーやサッシメーカーへのOEMも行っており、現在はセイキグループ全体で売上高が100億円以上、従業員数はおよそ700名となっています。セイキ総業はそのセイキグループを構成している5つのグループ会社の内のひとつで、国内販売に限らず自社製品の輸出や海外製品の輸入などを行うグローバルカンパニーとしての役割も担っています。現在、15ヵ国とお取引きいただいております。

網戸の固定概念を覆す新商品「カートリッジ網戸」とは

カートリッジ網戸
Q:カートリッジ網戸とはどんな商品なのでしょうか。

守谷:網戸は「掃除やネット交換が大変」というイメージが強く、実際に当社にとってもそれらの難点克服は永遠のテーマでした。そういった問題を解決する製品として開発したのが新商品の「カートリッジ網戸」です。

「カートリッジ網戸」は網戸から手軽にネット部分だけをベリッと剥がすことができ、そのまま洗って再び貼りつければ簡単に元に戻せます。室内からネットを外せるので高層階でも安心です。この製品は「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2017」で開催された「日本DIY商品コンテスト」において新商品部門で「経済産業省製造産業局長賞」を受賞したほか、一般来場者人気投票部門で第1位にも輝きました。こうした高い評価をいただいておりますので、私どもも自信を持ってお客様におすすめしています。

網戸が汚れているとカーテンや洗濯物も汚くなってしまったり、網戸越しに汚れた風が入ってくるなどのお悩みも、簡単に掃除できる「カートリッジ網戸」なら解決できます。また、交換する際は網部分のみを購入すれば良いのでコストも抑えられますし、手間も掛かりません。

さらに、「カートリッジ網戸」は網戸損傷に関わる入退去時のトラブル予防など、賃貸住宅でのメリットも多く見込めます。ネットが破れた際にも、「交換用のネットカートリッジ」に貼替えるだけでネット交換が済んでしまうので、専門業者によるネット張替えが要らず、安価でスムーズに次の入居者様に良い状態で引き渡すことができます。実際にレオパレス21さんにも「カートリッジ網戸」の採用をご検討いただいております。

石原:網戸を使っている方にお話を聞くと、「汚れているのは分かっているけれど掃除が大変」「穴が開いてしまったのに、どうやって修理したら良いのか思いつかない」といった声が多くありました。やはり掃除や網の損傷は網戸の2大お悩みではあったのですが、私どももなかなか解決に至る製品やアイデアを生み出すことができない状態が続きました。しかし今回満を持して、掃除や修理の手間が掛からない新商品として「カートリッジ網戸」を開発し、皆様におすすめしています。

Q:「カートリッジ網戸」の開発に当たって苦労されたことはありましたか。

守谷:特に、ネット部分の着脱に使用している面ファスナーのメス側をアルミに固定する過程に手を焼きました。面ファスナーの接着強度を保持しながら固定する必要があったのですが、接着剤や両面テープなどではネットの着脱の際に剥がれてしまい上手くいかず、最終的には機械で面ファスナーをアルミ形材に圧着することで固定に成功しました。「カートリッジ網戸」の開発にはトータルで3年ほど掛かっており、その間のテスト段階では多くの困難がありました。

従来の網戸に比べて機能性が格段にアップ

カートリッジ網戸
Q:カートリッジ網戸に変えることで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

石原:網戸は、住まいになくてはならない「省エネ・衛生建材」ですが、長期間放置していると、外からは排気ガスや粉じんが、室内側からは油汚れなどがついてしまい、網戸の機能自体も損なってしまいます。汚れが溜まると目詰まりも起こりますし、放っておくとカビの発生や通気性の悪化などにもつながるので、定期的にメンテナンスする必要があるのです。そのメンテナンスを劇的に手軽にするのがカートリッジ網戸です。

Q:網戸も従来のものよりかなり機能性がアップしているのですね。

石原:そうですね。「カートリッジ網戸」の他には、例えば花粉・ホコリ対策に有効な「フィルター網戸」といった商品もあります。こちらはミクロに編み込んだフィルターとネットのダブル構造で、花粉やホコリを80%以上カットするという製品です。網の目がとても細かいので、小雨の侵入も防ぐことができるという点でも注目されています。

機能性だけではなく、タイプ別でも様々な網戸製品があります。従来はパネル式の網戸が主流でしたが、近年は必要のない時にはネットをコンパクトに巻き取ったり、折りたたむことができる「収納式の網戸」も普及しています。また、窓やドアなど設置箇所に応じて網戸に求められる条件が異なるので、それぞれに適した網戸を用意しています。

Q:「目隠し」という製品について教えてください。

石原:例えば住宅地やアパート・マンションの通路・階段など、外からの視線が気になる場所が多くあると思います。そこで私どものもともとの事業である「異形押し出し」の技術を活用し、目線を遮る「目隠し効果」に加え、採光性や通風性も取り入れたプライバシー建材として開発したのが目隠しシリーズになります。目隠しシリーズは後付けできる場合も多く、住み始めた後に周囲の視線が気になりだしたという場合にも有効です。

Q:色々な製品を開発・販売されているのですね。そういった製品の企画や開発時にはどのようなことを重視しているのでしょうか。

石原:お客様が無意識に「困ったな」「不便だな」と思っている部分を探り、ニーズに合った商品開発を進めています。実際に網戸の「掃除が大変」「ネット交換が不便」という長年の課題をどうにかしたいと考えていましたが、なかなか解決できる製品づくりは実現しませんでした。しかし、今回販売に至った「カートリッジ網戸」はそうした網戸の常識を変えていける製品だと思っています。

(プロフィール)
セイキ総業株式会社
取締役 統括
守谷博文

東京都練馬区出身。1995年セイキ総業株式会社式に入社し、高断熱・省エネスクリーン「ハニカム・サーモスクリーン」や、海外事業の立ち上げに尽力する。現在は「カートリッジ網戸」の普及を通じ、「掃除やネット交換が大変」というこれまでの網戸の常識を覆すべく奮闘中。

セイキ総業株式会社
営業推進部 課長
石原秀司

東京都葛飾区出身。1997年 セイキ総業株式会社に入社し勤続20年。国内向け・海外向け商品にまたがり、販促・マーケティング分野を中心に担当する。「窓にいいもの足し算しましょ。」がテーマのウェブショップ「マドタス」の運営も行う。「カートリッジ網戸」の便利さをいかにお客様に伝えるか、が当面の最大課題。

URL http://www.seiki.gr.jp

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