【前編】楽天LIFULL STAY、レオパレス21初となる民泊物件の運用代行を開始『スピード感もって民泊管理・運用ノウハウを獲得するために、運用代行を選択』

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民泊運用代行
レオパレス21では、楽天グループの民泊事業会社の運用代行サービスを利用して、東京都大田区にある自社物件にて「特区民泊」におけるトライアル運用をスタートさせています。

その取り組みの概要や経緯、実際の利用者からの反響について、民泊事業を担当しているレオパレス21コーポレート業務推進第2部の外園真一郎部長(写真左)と、コーポレート業務推進第1部IoT課の村上史隆次長(写真右)に伺います。

民泊のデータを採り、速やかにノウハウ取得。将来の事業に活かすための協業

Q:レオパレス21の民泊物件運用は、どのように行われているのですか。

村上:東京都大田区において自社物件の1室を特区民泊として、2018年4月から運用開始しました。集客・空室管理・問い合わせ対応・清掃といった一連の業務を、楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY社のサービス提供により、行っています。これは、施設オーナーや不動産事業者向けの「全部運用代行パッケージプラン」というもので、レオパレス21が他社に先駆け、初めて利用しています。

外園:特区における民泊は2013年12月に法整備され、2016年1月に全国で初めて東京都大田区が取り組みを開始しています。
当社では同年の夏頃に経営判断として、民泊の仕組みを事業やサービスに活かせないかと検討を始めました。そもそもレオパレス21には物件があり、賃貸の管理部門があり、スマートロックやIoT機器など民泊を行う際に役立てられそうな取り組みもいち早く着手しています。ですから当初は、管理・運用全てを自社で行えないかというところからのスタートでした。
ですが、スピード感を重視して、運用サービスを提供してもらいながら当社でも民泊に関連するノウハウを蓄積、吸収していこうということで、提携先を求めたわけです。 Q:実際に、民泊物件の予約や利用状況はいかがですか。

外園:募集を2018年の3月30日に出して、最初に予約申し込みが入ったのが4月3日と、素早い反応をいただきました。それは4月6日からの宿泊予約で、九州在住の米国籍の方でした。その後、4月中の宿泊で、フランスの方、台湾の方がお泊まりになりました。

村上:通常、当社の賃貸物件では短期プランでも30日からのサービス提供となっていますが、特区民泊では提供日数が2泊3日以上から可能です。少し先には14泊15日という予約申し込みもいただいていますので、民泊を行うことによって出張や旅行など、従来の当社サービスよりも幅広くご利用いただけます。どのような日程でどういった使われ方がされるのかなども、検証を重ねていきたいです。

中国・台湾・欧米の予約サイトで集客しながら、民泊ノウハウ蓄積を目指す

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Q:提供元を楽天LIFULL STAY社に決めた理由を教えてください。

村上:何社も会って検討を重ねましたが、一番の理由は合法の民泊物件のみを取り扱っていた点です。民泊予約サイトは国内外含めて様々な運営がされていますが、楽天LIFUL STAY社では「合法民泊予約サイト」を前面に打ち出しています。当社物件が並ぶ上で、それは必須条件でした。

外園:集客の点でも国内の楽天会員数が約9520万人で、今後そこへのアプローチも期待できますし、世界各国の宿泊・民泊予約サイトにおいても40以上の言語で利用可能な「Booking.com」、エクスペディアグループの「HomeAway(ホームアウェイ)」、台湾の「AsiaYo.com(アジアヨー)」、中国の「途家(トゥージア)」など民泊仲介大手といった宿泊予約サイトとの提携を進めています。宿泊をご希望のお客様とのコミュニケーションはこうした予約サイトを通じて行うことになりますし、物件の評判を左右するのは宿泊後に投稿されるレビューですから、提携先サイトが重要になるのです。また、2018年6月の民泊新法(住宅宿泊事業法)施行後には、楽天LIFULL STAY社自身で民泊プラットフォームとなる「Vacation STAY」という予約サイトを立ち上げる予定ですから、さらに間口が広がるでしょう。

村上:もうひとつには、当社の最終的な目標はノウハウの取得にあるわけですが、その点でも合意が得られたことです。実際、運用に当たって我々では気づかないようなアドバイスを多数いただいています。

インバウンド向けならではの施設名称、間取りの工夫とは

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Q:楽天LIFULL STAY社からのアドバイスとは、例えばどのようなものですか。

村上:今回、民泊を行うのは、東急池上線蓮沼駅近くにある「レオパレス蓮沼第1」という当社物件です。
もともと全8室でしたが、2室を1室にリノベーションして民泊用に使用しています。その際、名称はネットで検索されやすい地名を盛り込んだほうが良いとのアドバイスをいただき、「レオパレス東京蒲田」にしました。もっと言えば、「東京蒲田」に続けて「品川駅15分」とまで入れることも提案されました。そこまではしなかったのですが、海外の方は「○○駅△分」などと検索するため、施設名称に盛り込むこともあるようです。

外園:2室を1室にリノベーションしたのは、ワンルームで1室14.5平米でしたが、特区民泊では1室25平米以上と定められているからです。
多人数で泊まれるよう、リノベーションの際に2段ベッドを2台入れたのですが、当社ではもともと通常物件における居室と同様に2部屋それぞれにベッドを入れる間取りを考えていました。そこでもアドバイスがあり、海外の方は寝る場所と寛ぐ場所が分かれているのを好むので、1部屋に2台の2段ベッドを入れてベッドルームとし、もう1部屋は完全にリビングルームにするように提案されました。インバウンド向け物件ではそれが常識とのことで、こうした例も提携で得られたノウハウですね。

Q:リノベーションでは、ほかにどのようなことに気を使っていますか。

村上: 海外の方向けを意識して、和モダンテイストを心掛けました。
お部屋のエントランスに和庭園風の格子や竹、化粧石などを配したり、内装も一部に和紙風の壁紙を用いたり浮世絵的なものを飾ったりなどですね。実際、物件自体は築年数も28年経っていますが水回りなど全面リフォームして、備品も全て新しい設備となっているため、予約も順調です。宿泊後のレビューを見ても「広くて快適だった」など、好評を得ていますね。

(プロフィール)
株式会社レオパレス21
コーポレート業務推進統括部
コーポレート業務推進第2部
部長
外園 真一郎

株式会社レオパレス21
コーポレート業務推進統括部
コーポレート業務推進第1部 IoT課
次長
村上 史隆

レオパレス21 ニュースリリース
http://www.leopalace21.co.jp/news/2017/1220_2272.html
楽天LIFULL STAYの民泊・宿泊運用代行
https://www.rakuten-lifull-stay.co.jp/daiko.html
合法民泊予約サイト Vacation STAY
https://vacation-stay.jp/

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