スマートワークで出産後の自宅での仕事が可能に!ワークライフバランスの実現

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女性が仕事を続ける上でハードルとなっていたのが妊娠・出産です。産休制度・育休制度があるとは言え、子どもの急な体調不良や保育園不足などにより、継続が困難になることも多々ありました。
そんな中登場したのがスマートワークです。ICTを活用することにより、働く場所や時間に縛られない新しい働き方として注目されていることをご存知ですか?

今回は、スマートワークとは何か、そしてスマートワーク導入のメリットについて紹介していきます。

場所や時間に縛られないスマートワークという働き方

スマートワークとは、労働生産性の向上を目的にICT(情報通信技術)を活用して実現する、場所や時間に縛られない、柔軟な働き方のことです。同様の意味を持つ言葉にテレワークというものもあり、日本では総務省がテレワークを推進しています。スマートワークやテレワークには明確な定義づけはなく、ほぼ同じ働き方と考えてOKです。

IT技術の発展により、今まで決められたオフィスでしかできなかった仕事を自宅やカフェなどまったく別の場所でも行うことが可能になりました。スマートワークはそれを活かし、自宅やサテライトオフィス、顧客先で仕事を行います。スマートワークは働く場所により、自宅利用型(在宅勤務)・モバイルワーク・施設利用型の3つに分けられます。自宅利用型は、自宅を就業場所としてPC・電話・FAXを利用して仕事を行います。モバイルワークは外回りの多い営業職などが、施設に依存せずいつでもどこでも仕事が可能になる働き方です。施設利用型は、サテライトオフィスやテレワークセンター、スポットオフィスなどを就業場所として働きます。

現在の日本には、育児・介護・体調など様々な事情を持っている方が多くいます。そのような方々も、自分らしく働き、人生を楽しめる働き方がスマートワークなのです。

出産で仕事を辞める女性は約5割!

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そもそも、女性は妊娠出産を機に、どれくらい退職しているのでしょうか?
総務省の調査によれば、2010年から14年の4年間では、妊娠前まで仕事に就き、第一子を出産したタイミングで退職した女性は46.9%です。5割近い女性が第一子出産を機に仕事を辞めています。また、仕事を続けた53.1%の女性の内、育児休暇を取得したのは39.2%で、残りの方は育児休暇を取得せずに仕事に復帰していました。

また、末子妊娠時に退職した女性の退職理由では、「家事・育児に専念するため、自発的に辞めた」「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさで辞めた」との回答が多く見られました。ワークライフバランスを上手く取れないために仕事を続けられないという女性が少なからずいることが分かります。

スマートワーク導入のメリットとは

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スマートワーク導入のメリットは、ワークライフバランスが実現できることです。

子育てしながら電車で1時間の通勤をしていたのが、在宅であれば通勤時間の無駄が省かれ、その分の時間を家事や子育てに充てることができます。終業時間が5時であっても会社から保育園まで1時間掛かっていては迎えに行く時間も遅くなりますが、自宅から近くの保育園に迎えに行くのであれば時間の短縮ができます。子どもが急に熱を出した場合でも、在宅勤務であれば、子どもを寝かせながら仕事をこなすことが可能です。子どもが寝た後の時間を仕事に充てて、昼間は子どもと触れ合う時間を多めに取るなど、その人の状況に合った働き方ができます。

もちろん、スマートワークは女性のためだけに限ったものではありません。
日本の男性の育児休暇取得率は2016年度で3.16%となっており、女性の81.8%には遠く及びません。政府は2020年までに男性の育児休暇取得率を13%にするという目標を掲げていますが、現状ではかなり厳しい状況です。収入面や周囲の理解がないなど、様々なことが原因で男性が育児のために休暇を取得するのは難しく、男性の育児参加が少ない分、女性側に育児が重い負担としてのしかかります。ワンオペ育児という言葉が生まれるほど、ママはひとりで子育てせざるを得ないのです。しかし、働く場所や時間に縛られないスマートワークであれば、男性も自宅で仕事を行うことができます。外回りからオフィスに戻らずそのまま自宅に帰り、子どもと触れ合ってから夜に残りの仕事をこなすということも可能です。今までオフィスに縛られ少なくなってしまっていた家族との時間を大切にすることもできます。

スマートワークは企業側にもメリットがあります。人材育成には時間とお金が掛かるものです。
せっかく育てた人材が出産を機に辞めてしまうことは、大きなダメージなのです。スマートワークで無理なく女性も仕事を続けられるようになることは、企業にとって人材育成のコストを削減するという観点で大きなメリットとなります。また、通勤費用やオフィススペースの削減にもつながり、コストのスリム化ができます。そして、働く側のモチベーションが上がることにより、生産性の向上も期待できるのです。

ワークライフバランスを実現し誰もが働きやすい社会をつくる上で、スマートワークは欠かせないものです。国でも、スマートワークを広めるため様々な施策が講じられています。自分らしく、子育てやプライベートと仕事を両立できるスマートワークという働き方を、ぜひチェックしてみてください。

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