【前編】レオパレス21が健康経営優良法人 ホワイト500で最上位評価を獲得!『全社を横断して心と体のケアを拡充』

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レオパレス21は、2018年2月に発表された、経済産業省・日本健康会議が主催する「健康経営優良法人2018(ホワイト500)」において、5段階中で最上位の評価を獲得しました。

その経緯や背景・取り組みについて、人事部労務課 兼 ヘルスケア推進室の寺嶋洋一課長(写真右)と水口朝生さん(写真左)にお聞きします。

健康経営への取り組み2年目で、上位20%に入る「5つ星」を達成

Q:「ホワイト500」は、2年連続しての認定獲得ですね。どのような制度なのか、概要を教えてください。

寺嶋:経済産業省が2016年に創設した認定制度「健康経営優良法人」の内、大規模法人部門の認定法人を指す愛称が「ホワイト500」です。政府は2020年までに大企業で500法人以上の認定・公表を目指したことから、それに因んだ愛称となっています。

この認定を受けるためには、まず経済産業省が実施する「健康経営度調査」に回答し、「ホワイト500」の基準に適合しているか、判定を受けなければなりません。適合と判定されれば、申請資格が得られます。認定の条件は「経営理念(経営者の自覚)」「組織体制」「制度・施策実行」「評価・改善」「法令遵守・リスクマネジメント」において達成レベルの基準が設定されています。
2017年は235社、2018年には541社が「ホワイト500」の認定を受けましたが、当社はこの2年、連続して認定を得ることができました。2018年については回答企業数が1239社と初めて1000社を超え、その中でも上位20%の「5つ星」の評価が得られたのはうれしく思います。

水口:「健康経営度調査」では、回答するとフィードバックのサマリーをいただくことができ、自社の「健康経営」の状況を各項目毎に偏差値でもらえます。その偏差値により、認定された企業全体の内で上位何%の辺りにいるのかが、5段階の星評価でわかるようになっています。

Q:健康経営をより高いレベルで達成できた、ということですね。

寺嶋:そうですね。たいへん喜ばしく思います。もともと大規模法人については「ホワイト500」の認定に先がけて2015年度から、東京証券取引所の上場企業を対象に「健康経営銘柄」が選定されてきました。但し、そちらは原則1業種につき1社と、非常に高いハードルとなっています。そこでレオパレス21では、まず「健康経営優良法人」から取り組みを進めてきたわけですが、着実にステップアップしていることになります。

企業価値の向上は、ESG投資にも有効。「ホワイト500」企業同士の親近感も

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Q:「健康経営」を目指すこと、認定されることのメリットは何でしょうか。

寺嶋:認定基準には、経営陣の本気度を示す項目や従業員の健康課題の把握とその対策・過重労働やメンタルヘルス対策・産業医など専門資格者の関与といった項目もありますから、会社として従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいるという社会的評価が得られます。求職者・関係企業・金融機関からの評価が高ければ、採用やビジネス・金融市場においても「企業価値の向上」につながり、もちろん、働きやすい環境をつくることで従業員も長く意欲的に働ける会社となります。

最近は、 環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)のESG投資に注目が集まっていますね。それらに配慮している企業が投資先として重視される時代です。その「S」の要素では、人材活用や女性活躍推進の観点とともに、従業員が健康で成果を上げられるというところも指標となりますので、重要性を実感していますね。

水口:「健康経営」についてのテーマで、外部から取材を受ける機会も増えましたね。新聞や雑誌などに取り上げられたりしています。また、認定された企業は名刺や広報物などに「ホワイト500」のロゴマークを使用できるのですが、人事部として他社の方と名刺交換をする際などに、お互いにこのロゴマークが入っていたりすると、「あ、御社も取り組まれているのですね」といった声が思わず上がります。連帯感のようなものでしょうか。

寺嶋:そのほか、レオパレス21は法人営業部が会社経営や事業に関するソリューション営業も行っており、そちらを通じて当社の「健康経営」に対する取り組みに関心を持たれた企業に説明させていただくケースもあります。それらがきっかけで、寮や社宅のアウトソーシングのお手伝いにつながることなどもありますので、改めて「健康経営」の姿勢は副次的に良い影響をもたらしてくれるものだと感じています。

全社を横断して、「健康経営」を目指す「ヘルスケア推進室」で心と体のケアを拡充

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Q:2018年5月1日づけで深山英世社長直轄の「ヘルスケア推進室」が新設されましたね。

寺嶋:これも「健康経営」を推し進める取り組みの一環です。
もともと2016年6月に深山社長より「健康経営宣言」で「社員一人ひとりの健康こそがイノベーションを生み出す」という考えが示されて、環境整備を進めてきました。今回、「5つ星」を達成した2018年のサマリー評価から今後さらに改善していくべき点を経営陣と協議した結果、評価基準のひとつでもある「経営理念・方針の明文化」や「経営層の関与」を高めるためにも「健康経営」を目指す専任組織を社長直轄で立ち上げようということになったのです。

水口:この組織には臨床心理士や保健師などの専門職も在駐しており、メンタル・フィジカルの両面から個々にアプローチしています。
ここに私も含めた4人の人事部メンバーが関与し、横串でチェックできるように体制整備をしているところです。心と体の両面にプロフェッショナルの関与を高めることで、「担当者の量・質」という評価基準のステップアップにもつなげる狙いです。

Q:心と体のケアについて、実際の取り組みの内容はどのようなものですか。

水口:メンタルのケアでは、上司から遅刻や欠勤など少し様子がおかしいといった報告が入ると、臨床心理士と一緒にフォローを始めます。
連絡がなかなかつかなかったり、人事部に距離を感じているケースもあり、細やかにフォローしていくためにも、メンタルケアのプロである臨床心理士がいることは大きいと思います。また、休職中の生活態度についてのアドバイスや、給付金制度などの情報提供も大切な役割です。

メンタルヘルス不調者の割合は2016年は0.14%でしたが2018年には0.45%と、上がってはいるのですが、以前は心を閉ざしたまま退職となっていた社員が、今はその予備軍と言える方々にも相談いただけていると分析しています。現在、メンタルヘルス不調者の方は29名ほどいらっしゃるのですが、全ての方の名前と顔・家族構成まで頭に入っています。お子さんがもうじき小学生だから大変じゃないかや、ご親戚が近くにお住まいだから相談ができるかも……などと細かいことまで気に掛けさせていただいていますね。

メンタルは一度不調を起こしてしまうと繰り返しやすいもののようです。休職中であっても関係性が築ければ、復職後に少し悩んでしまった時などでも、相談できる窓口となれるので、再休職防止につながればと思います。

寺嶋:フィジカルのケアについては、レオパレス21では以前から健診受診率が100%で、有所見者に2次健診や特定保健指導をすすめるほか、個別に病気になるリスクについての啓発メールを送付したりもしています。

ただ、健康意識の醸成は一筋縄ではいきません。健診結果が悪かった社員も仕事中に保健師から電話が入っても忙しいと後回しにしやすいですし、それっきりになることもあります。今後は今まで以上に丁寧な説明を心掛けていき、その結果、健康を「自分事」としてとらえ、健康こそが家庭や生活の土台であると気づいてもらえるように啓発していきたいですね。

今後はヘルスケア推進室として、有所見者への面談をやや強制力をもって行うことも検討しています。ある「健康経営」の先進企業では、従業員全員に対して健康管理面談を行っている例もあります。それを思えば、まだまだレオパレス21でもやれることがあるでしょう。組織として立ち上がるところまでできましたので、これまで以上にいろいろと施策を実行していきたいです。

(プロフィール)
株式会社レオパレス21
人事部 労務課 兼 ヘルスケア推進室 
課長
寺嶋 洋一

2002年入社。人事部配属。業務応援として1年間賃貸業務に携わり、その後人事部に戻る。2014年にワークライフバランス推進室を立ち上げのメンバーとして職務、現職に。
趣味はゴルフと野球観戦で、プロ野球はソフトバンク推し。

株式会社レオパレス21
人事部 労務課 兼 ヘルスケア推進室 
水口 朝生

2014年入社。人事部配属。採用業務を経験後、労務課へ。
毎日手作りスムージーを作り、美容と健康に気を使っている。趣味は体幹トレーニング。猫好き。

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