【後編】レオパレス21が健康経営優良法人 ホワイト500で最上位評価を獲得!『社員の自発的な健康管理への取り組みを目指す』

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経済産業省と日本健康会議が進める、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度「健康経営優良法人2018(ホワイト500)」において、レオパレス21は5段階中で最上位の評価を獲得し選定されました。
前編ではそれに向けた取り組みや「健康経営」の意義について伺いました。
後編では引き続き、人事部労務課 兼 ヘルスケア推進室の寺嶋洋一課長(写真左)と水口朝生さん(写真右)に、東証上場企業の1業種1社が認定される「健康経営銘柄」を目指すべく2018年5月に新設された「ヘルスケア推進室」の活動や展望をお聞きします。

受動喫煙抑止など、社会的課題でもある禁煙・減煙に実行力の見込めるキャンペーンを実施

Q:保健師や臨床心理士など、心と体の専門家も加わって「健康経営」の推進に当たる「ヘルスケア推進室」ですが、活動の様子を教えてください。

寺嶋:今年度における従業員の健康支援施策は、大きく分けて4つです。ひとつは先程(前編にて)詳しく話したメンタル教育などの心のケアの部分。そして2つめが、受動喫煙抑止のためにも重要な「禁煙・減煙運動の実施」で、「世界禁煙デー」の5月31日は終日社内禁煙、さらにそこからの1週間を「禁煙・減煙ウィーク」として、喫煙後30分は社内のエレベーター利用を禁ずるという啓蒙活動を実施しました。これにより、オフィスに階段で上がって戻るくらいなら喫煙を我慢してみようと思い、抑制する意識というものを感じてもらうことがスタートラインだとして実施に至りました。

「健康経営」の先進企業は食品や健康業界に多いのですが、禁煙・減煙施策に積極的です。一方で不動産業界は比較的喫煙率が高く、喫煙率自体も非公表の企業が少なくありません。その中でレオパレス21は2017年から喫煙率を集計・公表しており、現状の40%を1年で30%に減らすと目標設定しています。禁煙は東京五輪に向けて飲食店などでも強化されるなど、社会的課題でもありますから、その意味でも貢献できれば良いですね。

水口:啓発のため、社内掲示ポスターも製作しました。ゴルフのショットで「禁煙」のピンを狙うイラストです。やや上の世代がイメージしやすいよう、意識的にゴルフをモチーフにしました。一般的に、職場においては上司が禁煙すると周囲にも波及しやすいという傾向があるようです。
また、年2回、従業員に喫煙についてのアンケートを実施してなかなか表には出にくい「非喫煙者の声」を公開していくことも予定しています。

AIのサポートで栄養管理をわかりやすく提供。社員間の自発的な広がりへの仕掛けも

ホワイト500
Q:従業員の健康支援施策の、3つ目は何でしょうか。

寺嶋:「食生活改善プロジェクト」です。もともと社員食堂では健康に留意したメニューの提供やカロリー表示などが行われていますが、さらに食生活をコーチングするアプリの導入を計画しています。このアプリを入れたスマートフォンで食事を撮影すると画像を認識し、画面にカロリー表示が出るという優れものです。
また、その写真を登録すると、AI管理栄養士からアドバイスが返信されてきます。肉と野菜のバランスや炭水化物への偏りなどを注意してくれるので、自分が口にしているものへの意識づけにもなりますし栄養の正しい知識も身につくでしょう。歩数計も一緒になったアプリなので、「摂ったカロリー分だけ歩こう」などと考えるようにもなります。

水口:若い従業員など一人暮らしだと自炊をするのは面倒という人も多いのですが、食生活を見直して外食を控えるようなことにつながるかもしれませんね。

寺嶋:アプリの導入は希望者を募り、夏以降スタート予定ですが、効果をアピールするために、人事ブログに掲載しても良いという条件で100人程度の従業員から始めています。導入にあたって説明会を行い、各自の改善効果や反省事例などを他の従業員と共有するやり方までをレクチャーした上で、チャレンジしてもらいます。ただ導入するだけだといつのまにか使われなくなりがちですし、上手く活用してダイエットに成功した例などを見れば周囲にも良い刺激となるのではないかと期待しています。実は、以前に部長職4人を含む11人が同様のアプリでトライアルを行い社内のイントラネット上で3ヵ月の体重変化を公開したところ、非常に反響が大きかったのです。全体平均で3.1kgの減量ができましたし、効果が出た人と出なかった人の「なぜ」も共有したことで関心を呼んだのでしょう。今回もそれを期待しています。

期限つきの健康チャレンジで、効果や反省点も公開し、運動への意識を

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Q:ただ行うのではなく、実際に従業員間に浸透できるかが考えられていますね。4つ目の健康支援施策は何でしょう。

寺嶋:「運動習慣の醸成」です。これは食生活習慣改善と合わせてのものになりますが、「30日間、健康年齢マイナス1歳チャレンジ」というプロモーションを検討中です。
定期健康診断の前、30日間だけ、まずは健康を意識してみようというものです。レオパレス21では、従業員が「Pep Up(ペップアップ)」というアプリを用い、健診結果をアップロードして自分の健康年齢を診断できるようになっています。このアプリでは、スマートフォンやウェアラブルデバイスから歩数や睡眠時間などのログも取れますので、日々の運動習慣を見直すのに役立つのです。

「健康年齢マイナス1歳」を目指すには、カロリー消費に努めて体重を落とすのも良いですし、飲食を見直して血糖値や肝機能の判定アップを狙うのも良いでしょう。日頃から気をつけるに越したことはないけれども、ゴールや期限を決めることでより取り組みやすくなるのではと考えています。

運動や食生活は一度習慣づけができると良いというのは、実は私自身の実体験があります。福利厚生のトライアルとして、メディカルトレーニングプログラムという専門家から運動と食事の指導を徹底的に受ける体験を3ヵ月間行い、体重や血圧が大幅に改善し腹筋も強化できました。これも社内のイントラネットで経過を公開したところ、支店訪問の際も初対面の従業員から「見ました」と声を掛けられたり、トレーニングを趣味とする同僚から腹筋をライバル視されたりと、皆さんの興味や関心が感じられました。

自分でもその時の食事の知識はずっと役立っていて、肉を食べるなら鶏肉、中でも胸肉が良いとか、ビールを飲んだら同じ量の水を飲むなどは今も身についています。

水口:間食するなら筋肉をつくるアーモンド、とも言っておられましたよね。傍で見ていても、間食の意識はすごく変わられたなと思います。ポテトチップやチョコレートだったのが、今はおからのクッキーなどになっていますから。一度、理屈が身につけば、意識は変えられるという好例ですね。

Q:最後に、今後の展望をお聞かせください。

寺嶋:当初の目標通り、1業種1社の「健康経営銘柄」を目指すのはもちろんですが、そのステップとして各施策を確実に進めていきます。
今秋には、20ほどのスポーツサークルを発足する予定で、会社命令だからではなく自分たちがつくり上げていく運動習慣というものを応援していきたいです。「ヘルスケア推進室」発の取り組み以外にも、今、請負事業部で始まっている「一駅歩こうプロジェクト」という、通勤時にひと駅前で降りて歩く運動を全社に広げたい思いもありますし、会社としてスポーツシューズで有名なゼビオ社と提携してのスニーカー通勤の奨励も計画中です。これらをきっかけに、ぜひ自分事として運動習慣を身につける風土ができてくれば良いですね。

水口:「ヘルスケア推進室」のメンバーも外部のHRセミナーなどに参加して他の「健康経営」企業との交流を深め、情報収集にも励んでいますし、社内の投稿ポストに無記名で寄せられる声にも傾聴を心掛けています。その中には、食生活改善のために昼食をゆっくり食べられるよう、啓発キャンペーンなどの要望もありました。社員一人ひとりは色々と考えているものです。それらに気づき、形にしていくことも「ヘルスケア推進室」の大切な役目かもしれません。

(プロフィール)
株式会社レオパレス21
人事部 労務課 兼 ヘルスケア推進室 
課長
寺嶋 洋一

2002年入社。人事部配属。業務応援として1年間賃貸業務に携わり、その後人事部に戻る。2014年にワークライフバランス推進室を立ち上げのメンバーとして職務、現職に。
趣味はゴルフと野球観戦で、プロ野球はソフトバンク推し。

株式会社レオパレス21
人事部 労務課 兼 ヘルスケア推進室 
水口 朝生

2014年入社。人事部配属。採用業務を経験後、労務課へ。
毎日手作りスムージーを作り、美容と健康に気を使っている。趣味は体幹トレーニング。猫好き。

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