ロボアドバイザーとは? AI投資は自動で儲かる?

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新しい投資ツールのロボアドバイザーを知っていますか?
ロボアドバイザーによるAI投資では、投資商品の提案やポートフォリオの作成といったサービスだけでなく、投資信託の売買の自動化まで行われています。
ロボアドバイザーとは何か、また、AI投資による自動化ではどのような運用が行われるのかをまとめました。

そもそもロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーはアメリカでは2000年代後半から普及し始め、日本でも2014年頃からロボアドバイザーのサービスを提供する企業が見られるようになりました。

ロボアドバイザーはパソコンやスマートフォンを使って、投資信託やETFの商品の提案やポートフォリオの作成が受けられるサービスです。証券会社を中心に独立系の企業もロボアドバイザーのサービスを提供しています。投資家がロボアドバイザーからの投資姿勢などに関する質問に回答すると、アルゴリズムにもとづいたコンピュータ処理によって、リスク許容度に応じたポートフォリオが作成されます。ロボアドバイザーは、ファイナンシャルプランナーの役割の一部を代替するものと言えるでしょう。ロボアドバイザーの中にはAI(人口知能)を活用したサービスもあることから、ロボアドバイザーを活用した投資手法はAI投資とも呼ばれています。

ロボアドバイザーは、大きく2種類に分類できます。ひとつは無料で利用できる「アドバイス型」、もうひとつは有料サービスの「投資一任型」です。「アドバイス型」は投資商品の提案や作成されたポートフォリオをもとに、自分で商品を購入する手続きを行って運用します。一方、「投資一任型」は投資信託やETFの売買までをロボアドバイザーが行うもので、リバランスも自動的に行われますが、信託報酬のほかに運用手数料が必要です。また、最低投資額の違いから見ていくと、「アドバイス型」は100円や1000円から利用できるのに対して、「投資一任型」は1万円や10万円、50万円といった金額からの投資による利用となります。

ロボアドバイザーによるAI投資は長期投資が基本

「投資一任型」のロボアドバイザーによる投資は自動的に短期間での売買を繰り返して、大きな利益を狙っていくイメージを持たれやすいようです。
しかし、実際にはインデックス運用による国際分散投資が中心です。インデックス運用とはベンチマークと連動した資産運用効果を狙うもので、長期投資向きの運用手法になります。ベンチマークは、日本株では日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった指数が代表的です。ポートフォリオに日本だけでなく、海外の株式や債券といった幅広い資産クラスの商品を組み込むことで、リスクを分散していきます。

ただし、株式は債券よりも値動きが大きく、日本よりも海外、特に新興国の株式を組み込んだ投資商品のほうがハイリスクハイリターンです。ロボアドバイザーはリスクを取ってもリターンを狙っていくか、あるいはリスクを最小限に抑えることを優先するか、リスク許容度に応じて投資商品を選択し、ポートフォリオを作成しています。

ロボアドバイザーのメリットと注意点は?

ロボアドバイザー
投資初心者にとって自分のリスク許容度を客観的に判断し、どのように資産配分を行うのかを考えるのには難しいものがあります。
ロボアドバイザーを利用すると、質問に答えるだけで最適なポートフォリオを知ることができるようになるのはメリットです。自分で金融商品を調べて選択する時間や労力も省けます。「投資一任型」の場合、売買の手間も掛からない上に、資産配分を見直してリバランスまで自動で行われます。

また、証券会社や信託銀行と投資家の間の投資一任契約によって投資信託やETFでの運用をプロに任せられる「ファンドラップ」が人気となったことがあります。
しかし、最低投資額が300万円や500万円から、さらには1000万円からという証券会社もあり、運用手数料も2〜3%程度掛かるため、手軽に始められるものではありませんでした。「投資一任型」のロボアドバイザーは「ファンドラップ」よりも最低投資額が低く、手数料も1%程度であるため利用しやすいこともメリットに挙げられます。

「投資一任型」のロボアドバイザーは数多くあり、サービス内容や投資対象、最低投資額、運用手数料などの違いを比較した上で使い勝手の良いロボアドバイザーを選ぶことが大切です。また、自分で商品を選んだほうがコストを抑えられること、さらに必ずしも思ったような運用成績になるとは限らないことを認識しておきましょう。

ロボアドバイザーを活用することで自分のリスク許容度を知り、どんなポートフォリオにすると良いのかを知ることができます。投資を始める時には、無料のロボアドバイザーも参考になります。
今後の投資信託やETFの投資では、ロボアドバイザーによるAI投資が一般的となっていくのかもしれません。

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