【前編】技能実習を通じて日本とベトナムの架け橋となる、グローバルな若い力に期待『技能実習生受け入れの背景と来日の理由』

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日本政府が推進する外国人技能実習制度に賛同し、レオパレス21ではこれまで、協力工務店による技能実習生の受け入れをサポートしてきました。
今回、新たに直接雇用による外国人技能実習生の受け入れも始まっており、大学を卒業した8名がベトナムから来日しています。
前編では商品技術統括部建設企画部海外工務課の山本誠課長(写真中央)と、ベトナムからの外国人技能実習生の皆さんに、レオパレス21がベトナム人の実習生を受け入れた理由や日本へ技能実習を受けに来た理由などについて伺いました。

直接雇用によるベトナム人実習生の受け入れへ

Q:まず、外国人技能実習制度とはどういった制度なのでしょうか。

山本:外国人技能実習制度は、技能や技術、知識を開発途上国への移転を図ることにより、その国の経済発展を担う人材づくりを目的とするもので、1993年に創設されました。我が国の国際協力や国際貢献の一旦を担う制度であり、「技能実習」の在留資格を持って、日本で技能を習得します。

Q:これまでの外国人技能実習生の受け入れ状況を教えてください。

山本: 1994年に旧外国人技能実習制度により、当社で直接、中華人民共和国の実習生を受け入れたのが始まりです。当社の日本人フレーマーとチームを組み、「ゴールドネイル」という商品の建て方などの実習を行っていました。
それから20年経った2014年、新たにベトナムからの実習生を受け入れようという話が出てきました。ベトナム人実習生は、第1期生を2015年7月に受け入れ協力工務店に配属して以来、第4期生までで50名に上り、今回の直接雇用による8名を入れると、計58名になります。

開発途上国への技術移転と人材育成が目的

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Q:外国人技能実習制度を利用して、ベトナム人実習生を受け入れたのは、どういった理由からでしょうか。

山本:政府が推進する技術移転支援で、開発途上国の産業振興に当社が賛同したことが始まりです。技能実習生は「単なる労働力」と誤解されがちですが、当社ではASEAN諸国に支店を出しており、経営の国際化を進めるに当たって、人材育成や戦力増強を図るためにメリットがあると考え、将来を見越した取り組みとして行っています。ベトナム現地の提携送り出し機関に依頼し、ハノイ支店では技能実習生のOBを採用した実績もあります。

日本の先進技術を学び将来に活かすために来日

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Q:実習生の皆さんは、なぜ日本で技能実習を受けようと思ったのか、教えていただけますか。

ビエン:先輩とインターネットやテレビを見て、日本は技術が進んでいて経済大国だということを知り、行ってみたいと思いました。日本人は親切で仕事熱心だと思います。

トー:日本人の仕事のやり方と日本語を学びたかったからです。

ヴィエット:私は、日本は美しい国で先進国だと思っています。日本で政治と文化と技術を学びたいと希望していました。

タオ:ベトナムにも多くの日本の企業があり、その中でもレオパレス21で働きたかったからです。

ハオ:インターネットや新聞を通じて、ベトナムでは日本の企業が増えていることを知りました。日本の企業で実習を受けて、日本語を学んだり、仕事の経験を積んだりすることで、ベトナムにある日本企業に入るチャンスができると考えました。

ズン:日本は文明的な国で経済や技術が優れ、ベトナムの建設業や自動車、造船などに投資もしています。日本で技能実習を受けることで、ベトナムに帰国してから、良い仕事に就けると思います。

ファット:日本はきれいで技術が進んでいます。私も3年間の技能実習を終えてベトナムに帰ったら、学んだ知識を活かして仕事に就き、生活も良くなると思います。

ハイ:私の夢は建物をつくることです。技術が進んでいる国に行きたいと思っていました。そうした中で、日本はきれいな国であり、日本人はルールも守るので、こちらに来ました。日本では英語など、ほかの外国語も勉強したいです。

Q:日本での技能実習の内容を教えてください。

山本:来日したのは6月上旬ですが、その前にベトナムで送り出し機関による半年間の日本語研修と、当社のアパート模型を建築するモックアップ研修を行っています。モックアップ研修では、250語句に及ぶ建築関係の用語を意味とともに暗記させました。
来日してから1ヵ月間は、技能実習制度の監理団体と提携する栃木県小山市の日本語学校で、語学研修を受けていました。
7月上旬に配属となり、入社手続き期間の後、2週間ほど工務店が建築している実邸見学や机上研修をしました。7月下旬からはいよいよ、大工工事の実習に入り、関連工事として、プラスターボード貼りやユニット材の組み立て作業も行っていきます。最初のうちは全員で行動しますが、今後は4人ずつの2班に分かれて、実習を行っていく予定です。

後編では、外国人技能実習生の受け入れの効果や今後の展望について伺います。

<プロフィール>
株式会社レオパレス21
商品技術統括部建設企画部海外工務課
山本誠

1994年入社。
現職では技能実習生の受け入れのため、日本やベトナムの関係機関との調整やモックアップ研修等、実習生管理と現場配属に関わっている。
趣味は海釣り、旅行。

http://www.leopalace21.co.jp/news/2017/0626_2041.html

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