【後編】「攻めのIT経営銘柄」に2年連続選定! 業界の先駆けとなるデジタル技術の活用が高評価に

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経済産業省と東京証券取引所が共同で選出する「攻めのIT経営銘柄2018」に、2年連続でレオパレス21が選ばれました。
今年度は、賃貸物件初となる顔認証システムや、不動産業界初のAIを活用した賃料査定システムの導入などが高い評価を得ての選定です。
後編では前編に引き続き、レオパレス21コーポレート業務推進本部コーポレート業務推進統括部の早島 真由美執行役員(写真中央)と、商品技術統括部 商品開発部資材開発課の大木 宏樹設計課長(写真右)、コーポレート業務推進第1部 賃貸関連業務推進課の大塚 雅人課長(写真左)に話をお聞きします。

業界の先駆けとなるAI活用賃料査定システムを導入

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Q:AIを活用した賃料査定システムの概要を教えてください。

大塚:弊社で管理している物件の賃料査定を、今まで蓄積してきた賃料の設定データだけでなく、基礎情報や立地条件・周辺情報などの大量のデータを加えてAIに学習させることにより、適正な賃料の算出を行うというシステムです。このシステムを導入するに当たって、まず弊社の物件のスペックを相場データに当てはめていき、モデル賃料をつくり上げていくというプロセスを行いました。次にモデル賃料について4年間分の契約実績をもとに、差分やその差分を生み出している要素などをAIに学習させることで、収益の最大化を算出するシステムを完成させました。さらに、現在は需要予測や価格変動などを予測する要素を組み込んでいくためのシステムの精度向上に努めています。

Q:賃料査定システムが評価されたポイントはどのような点にあると思われますか。

大塚:やはり不動産業界初の試みであったという点が高い評価を得たと思っています。自社調べになりますが、全国規模の管理物件でAIを活用した賃料査定システムを導入しているのは弊社が初めてだと認識しています。

Q:AIを活用した賃料査定システムの導入でどのような点が大きく変わったと思われますか。

大塚:従来の賃料査定方法ですと、設定された家賃の根拠が見えにくいといったことがありましたが、賃料査定システムの導入によってデータをもとに根拠立てた説明ができるようになったのは大きく変化したところだと思っています。

攻めのIT経営を進めるレオパレス21の今後の展望とは

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Q:レオパレス21ではITを活用したシステムが積極的に導入されています。その理由を教えてください。

早島:レオパレス21ではITを活用した様々なシステムを採用していますが、いずれも生産性向上を意識したものとなっています。実際にモバイルワークや在宅勤務など、多彩な働き方がある中で、円滑に業務を進め、かつ生産性を上げていこうという意識が根底にありますね。

Q:レオパレス21で導入しているITを活用したシステムの具体例を教えてください。

大塚:弊社では様々な分野でITを活用したシステムを採用していますが、その代表的なものとしては賃貸の電子契約やOCR(手書き文字の電子化)などがあり、既に運用を開始しています。

大木:ほかの企業と弊社の一番の相違は、「内と外」でIT化を進めているという点にあると思います。実際に弊社では物件に物理的なIT系の機器を搭載すると同時に、社内の業務改善としてITを使った機器の導入も行っています。

Q:今後の展望についてお聞かせください。

大木:顔認証システムにおいては、より精度を向上出来るようにと思っています。
現在、安価で導入するためにタブレットPCを採用していますが、タブレットPCのカメラではどうしても精度面での限界があります。また、現状ではエントランスにしか設置していませんが、今後はそれ以外の場所にも顔認証システムを運用していくという展望もあります。ただ、どうしてもスパンの長い開発となりますので、今後パートナーとなっていただける企業の賛同を仰ぐなどして、事業を動かしていきたいと考えています。
顔認証システムだけの話ではないのですが、今後はレオパレス21内だけに留まらず、広い視野でIT化を進めていこうという事業活動にも社員一丸となって取り組んでいるので、数年後には今までとは違う、新しいレオパレス21をお見せできるかもしれません。

大塚:賃料査定システムにおいては、現時点ではどうしても査定した賃料にレンジが生じる状態なので、まずはその幅を縮めていくことが必要です。また、今後は2年くらいを掛けてモデル賃料算出の精度向上を行い、同時に賃料査定システムに需要予測の要素を加味し、オーナー様に対してお支払いさせていただく家賃の設定などでも、AIの活用に取り組んでいきたいと思っています。

早島:近頃は、毎日のようにITやAIを活用したシステム・設備導入のニュースを目にします。そうした中で、本当に役に立つシステムでなければ3年連続の選定につながるような高い評価は得られないので、今後も顧客目線で、スピードを上げながら良いものを世に出していきたいと思っています。例えば、具体的な導入は未定ですが、弊社のビッグデータを活用して、需要の推移やニーズの割り出しを行うIT系システム構築の取り組みにも着手していきたいと思います。
また、地域の過疎化や空き家問題などがクローズアップされている現代で、不安を抱えているオーナー様の手助けができるようなソリューションの展開も期待しています。そのようなことを視野に入れながら、いろいろな面でIT化を進めていきたいですね。

(プロフィール)

株式会社レオパレス21

コーポレート業務推進本部
コーポレート業務推進統括部
執行役員
早島 真由美

1996年入社。レオパレスセンター岡山店にカウンター営業として配属。1996年にセンター長へ、その後、広島、福岡の法人営業マネージャーを経て、2008年4月、現法人営業統括部の営業副部長として、東京へ転勤、その後営業部長職へ。
2014年4月にコーポレート業務推進本部設立の際、統括部長として配属し、本日に至る。

商品技術統括部
商品開発部 資材開発課
設計課長 
大木 宏樹

1995年入社。商品開発業務を中心とした資材業務を行う。
2011年から2年間、株式会社LIXILリアルティへ出向して納材業の立ち上げを行い、復帰後は資材を中心とした開発業務に携わり、今に至る。

コーポレート業務推進第1部
賃貸関連業務推進課
課長
大塚 雅人

1996年入社。賃貸事業部所属として新卒当初より各支店を経験。
2006年6月より本社勤務にて、借上審査課、賃貸業務部を経験後、2011年5月より法人営業部業務課に配属。
2014年5月よりコーポレート業務推進統括部へ異動後、現在に至る。
当部での取組みにより、日々勉強をさせて頂いている。

不動産業界初、全国の管理物件約57万戸を対象とするAIを活用した賃料査定システムの導入開始
http://www.leopalace21.co.jp/news/2018/0208_2324.html

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