【前編】企業と女性投資家を結ぶ「女性のためのIRセミナー」とは? 『女性投資家との絆をつくるために大事なこと』

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日経CNBCの主催により、2018年9月13日に「第13回女性のためのIRセミナー『知れば知るほど投資が楽しめる! 企業分析と株主優待』」が開催され、レオパレス21も初参加しました。
そこで今回は、日経CNBC営業本部広告部長の中井裕氏(写真3枚目右)と、レオパレス21経営企画部IR推進室の左古つかさ課長代理(写真1、2枚目、3枚目左)に、それぞれの立場から「女性のためのIRセミナー」開催、参加の目的や手応えなどを伺いました。

レオパレス21が「女性のためのIRセミナー」に初参加

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「第13回女性のためのIRセミナー」は、株主優待投資家として知られている桐谷広人氏の講演からスタートしました。「株主優待は100株保有している人が利回りがよい」、「株主優待をやっている企業は個人投資家を大事にしている企業」といった内容の話に、皆さん真剣に耳を傾けていました。

続いて、初参加となるレオパレス21の左古つかさ課長代理が登壇し、「賃貸住宅のIoT化とそれを支えるビジネスモデル」をテーマにしたIRプレゼンテーションは、スマートリモコンの「Leo Remocon」やスマートロック「Leo Lock」などが標準装備され、IoT化された賃貸の集合住宅を紹介する映像から始まりました。性別を問わず安心して暮らせる物件を提供したいという考えから生まれた企画であることが伝えられ、さらに家具・家電付きのワンルームに特化したレオパレス21のビジネスモデルの紹介へと続きます。その後、参加者の注目を集めたのは「Man on the Curtain」の動画でした。これは、一人暮らしの女性のために、スマホ操作により男性のシルエットを窓のカーテンに投影するもので、その斬新な発想から国際PR協会のアワードも受賞しています。こうした新たなセキュリティ施策のPR動画に続いて、レオパレス21が進める働き方改革、女性活躍に向けた取り組みなども紹介され、最後に株主優待の紹介が行われました。

今回の「女性のためのIRセミナー」には、ミルボンや大和証券グループ本社といった上場企業も参加しました。セミナー終了後にはお楽しみ抽選会が開かれ、和やかな雰囲気の中で閉会となりました。

100名規模で開催し、企業と女性投資家を結ぶツールに

今回の「女性のためのIRセミナー」に関連し、日経CNBC営業本部広告部長の中井裕氏と、初参加のレオパレス21経営企画部IR推進室の左古つかさ課長代理に話を伺いました。

Q:今回で13回目となる「女性のためのIRセミナー」ですが、このセミナーを始めた目的や背景を教えていただけますか。

中井:第1回目を開催したのは2014年の8月です。当時、通常のIRセミナーを実施しているメディアや証券会社が既にあったため、他のセミナーと差別化していく方法を模索していました。ターゲットを絞って開催することを考えていたところ、ある企業様から女性に限定したイベントであれば協力したいという声をいただきました。その企業様は、女性は一度株を購入すると、その企業のファンになって長期間保有する傾向がある、という分析をされていたということでした。私どもの運営するCNBCという経済チャンネルの視聴者も男性が中心で、そのため女性視聴者を増やしたいという営業的な面ともマッチしたことから、女性をターゲットに開催することになったのです。

1回目は人が集まるのか不安だったこともあり、定員を100名にしたところ、300名もの方から応募をいただきました。

Q:今回のセミナーについて、実際に女性投資家と企業の距離を縮めるツールになっていると感じていらっしゃいますか。

中井:なっていると思います。100名という規模がちょうど良く、仮に300名の申し込みがあるとしても、300人規模の会場を借りるのは協賛していただく企業の負担が大きく、IR予算では難しいという点、また、企業が参加者からの質問を受けて対応するのにも、適切な人数であるとも考えております。

実際に協賛企業の担当の方からも、「株主の本音を聞ける場」という声をいただいています。企業のブースを設けているので、セミナーの前後にも直接、投資家の方と対話ができる場となっています。1回のセミナーで2、3社の参加があるので、これまでに延べ30社くらいになるのですが、何度も同じ企業に参加していただいていることからも、一定の効果があると言えるのではないでしょうか。

女性目線の部屋づくりを女性投資家にアピールする場に

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Q:レオパレス21は、今回のセミナーにどのような目的で参加したのでしょうか。

左古:レオパレス21が女性限定のIRセミナーへ参加するのは今回が初めてです。レオパレス21の物件の入居者様は7対3で圧倒的に男性が多い状況でした。しかし、働く女性の増加や晩婚化、離婚などによって、一人暮らしの女性の数は増加しています。そこで、当社では女性にも住みやすいアパートの提供に注力しています。

まず初めに行ったのは、賃貸の集合住宅でありながらもセキュリティ面を整えることでした。防犯カメラの設置、そして、警備会社と連携して何かあった時には警備員が駆けつけるというシステムをつくりました。そのほかにも女性目線による部屋づくりを進めています。これまでの単身者向けの賃貸物件は玄関を開けると、すぐにキッチンがある間取りが多く、社内でも「そんな暗いところで料理をしたくない」という声がありました。そこで、部屋の中でも窓際の明るい光が当たる場所にキッチンを設けました。また、ユニットバスに洗面台があると、夏は暑くてお化粧の最中にも化粧崩れしてしまいます。そのため、部屋の中に洗面台を設置し、夏は涼しく冬は暖かい環境で、お化粧ができるようにしました。

こうした女性目線で部屋づくりを進めていることは、ご入居検討のお客様に向けてのCMなどでアピールする場があります。しかし、投資家向けにアピールできる場がないため、今回参加させていただくことにしました。当社の株主構成も男性の方が多いのですが、女性の方に身近に感じていただける商品を提供し、それを投資家にもアピールすることで、女性投資家の増加につながればいいなと考えています。

また、以前に開催されたこちらのセミナーを見学させていただいた時に、参加されている女性の皆様が30〜40代、さらに50代の方が中心で年齢層が若い、すなわち当社の入居者層と合致することも参加を決めた理由の一つです。

後編では引き続き、レオパレス21の今後のIRの取り組みや、女性投資家への期待などについて伺っていきます。

(プロフィール)
株式会社日経CNBC
営業本部
広告部長 
中井 裕

2005年日経CNBC入社。
入社後一貫して広告・企画営業を担当し、2014年より現職。

■株式会社日経CNBC
https://www.nikkei-cnbc.co.jp/

株式会社レオパレス21
経営企画部IR推進室 
課長代理
左古 つかさ

2006年入社。以来、IR担当として勤務。
四半期決算の資料づくりやマニュアルレポートの作成、個人投資家向けIR活動の企画等を担当。
2度の出産を経て、毎日仕事と子育て奮闘中。
趣味は外食・ショッピング・旅行。

■株式会社レオパレス21−IRライブラリ
http://www.leopalace21.co.jp/ir/library/

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