無駄の少ない循環型社会を実現する「3R」とは?

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私たちの社会は、日々多くの無駄を抱えています。最も大きな無駄は「ゴミ」と言っても過言ではないでしょう。
ものを大切にして長く使い続け、別のものに再利用することを考えてゴミ自体を減らすことは、多くの環境問題を解決することにつながります。
私たちが今から何ができるのかを知ることは、無駄の少ない循環型の未来をつくるための大切な第一歩です。

環境問題は私たちの生活に身近なところにある

日常生活を振り返ってみると、私たちの身の回りには無駄なものが思っている以上に多くあることに気づかされます。例を挙げると、ビニール製の買い物袋や商品パッケージなど、使用後すぐに不要になるものがあったり、充電ケーブルなど共用できるのに複数持っていることもあるでしょう。割り箸や使い捨てのフォークやスプーンもゴミになります。焼却できないものも灰も不要ゴミになります。そして、増え続けるそれ以上処理できないゴミは、埋め立てだけでは解決しきれないのが現状です。

ものをつくるには資源が必要ですが、過剰な供給は環境破壊へとつながる重大な問題です。捨てられてしまう余分なものを生産するために、木や鉱物などの資源が過剰に使われています。必要以上に樹木が伐採されたり鉱物が採掘されたりすることは、生態系を含む環境に大きな変化をもたらし、場合によっては地域固有の動植物を絶滅の危機にさらすことにもつながります。

近年、重要な環境問題として取り上げられる地球温暖化は、森林の減少も理由のひとつに挙げられています。森林は住宅などの建築物から割り箸などの生活用品まで、様々な製品のための木材を提供します。日本でまかなえない木材は海外から輸入されますが、日本で家具や住宅をつくるために、どこかの国で森林が過剰に減少している可能性も否定できないのです。

そこで「レオパレス21」では、住宅開発などの過程で自社から生じる産業廃棄物を、法に準じた処理業者に委託しています。そして各支社で行っていた、業者の持つ許可証や業者との委託契約書・廃棄物マニフェストの管理などの、産業廃棄物発生から最終処分までの一連の管理業務を、新たに設置した「レオパレス21廃棄物管理センター」にて一括管理する体制へと移行しました。クラウドサービスを利用し許可証や委託契約書などを一元管理することで、適正な廃棄物処理を行うための監視や判断が、より総合的に管理できるようになりました。

3Rで実現する循環型社会「Re-Style」とは

循環型社会
できる限りゴミを減らして資源を有効に使おうという考え方を「循環型社会」と言います。必要ないものは買わない・もらわないことで不要なものが過剰に供給されることを防いだり、再利用できるものや長く使えるものを選んでできる限りゴミを減らしたりすることで、限りある資源を必要なだけ使うようにし、受け継いだり形を変えたりして使い続けられるものをつくる社会です。

環境省が提唱する「Re-Style」は、循環型の社会を実現するライフスタイルを指す言葉です。「限りある資源を未来につなぐために、私たちができること」をキーワードに、「リデュース」・「リユース」・「リサイクル」の「3R」の取り組みや、資源がいかに大切かを知ってもらうための様々情報を発信しています。

「Re-Style」をタイトルにしたウェブサイトでは、コンテストやキャンペーンの最新情報、パートナー企業やその商品の紹介が掲載されています。建築資材から台所用洗剤まで、様々なジャンルの企業が名を連ねており、「Re-Style」の活動が分野を超えて広く浸透していることが伺えます。

紹介されている取り組みには、マイカップでゴミを減らそうという身近な呼び掛けのほかに、自動車や小型家電の「リサイクル」の仕方も紹介されており、消費者に「リサイクル」についての理解を深めてもらおうという意図も見られます。

キャンペーンやコンテストを開催したり、アイドルグループを起用したりと、広い世代にアピールできるような活動もしています。エコロジーな商品を購入すると応募できるキャンペーンなど、私たちが関心を持ちやすいようなイベントを多く企画している点で、今後の「Re-Style」の広がりにも期待が持てそうです。

「3R(スリーアール)」とは

循環型社会
前述の「3R」とは「リデュース(Reduce)」・「リユース(Reuse)」・「リサイクル(Recycle)」の3つの頭文字を表した単語です。
最初の「リデュース」は「減らす」という意味でできるだけゴミが出ないように工夫することを指しています。
2つ目の「リユース」は「再使用」を表しています。すぐに捨てずに何度も繰り返し使うことです。
3つ目の「リサイクル」は日本語にすると「再生利用」になりますが、既にこの言葉は日本語としても定着しているので、耳慣れた方も多いでしょう。使い終わったものを資源として別のものに利用することを示しています。
このように「3R」は、ゴミを減らす環境づくりのための3つの行動・活動を指した言葉で、製品を生産する側の企業にも使用する側の私たちにも、地球環境を守るために広く求められている行動を表しています。

無駄なゴミを出さないようにする行動が「リデュース」

使い終わった後にゴミにならないようにしたり、ゴミが少なくなるように心掛けたりする行動を表すのが「リデュース」です。

生産する企業側には、長く製品を使ってもらえるように、耐久性を高めたり修理などのサポート体制を整えたりなどの努力が求められます。廃棄が必要になることを考慮し、製品を構成する材料や部品を、あらかじめできる限り少なくすることや、包装資材を簡易化したり詰め替え用を用意したりするなども、ゴミを減らすことにつながる努力のひとつです。

規格を統一して充電器やケーブルなどをひとつの部品で共有できるようにしたり、製品の手入れ方法や自分でできる修理方法をマニュアルに記載して、長く製品を使ってもらえるようにしたりすることも、「リデュース」につながる工夫に挙げられます。

私たちができる「リデュース」には、マイバッグを使って余分な包装を受け取らないことや、詰め替えできる製品を選ぶことなどが挙げられます。あまり使わないものはレンタルやシェアシステムを利用したり、自分で手入れをしたり、修理に依頼したりすることで、長く使えるようにすることも「リデュース」につながります。

ビニール袋などで包装されていない野菜を買うなど、簡易包装の製品や商品を選択することは、直接自分の目で見て良し悪しを判断できるメリットと、不要な包装を減らす「リデュース」効果の一石二鳥の行動です。

企業側が製品やサービスに価格差を設けたり有料にしたりすることは、消費者側に詰め替えできる製品の購入やマイバッグ持参の選択を促し、「リデュース」につながる効果が期待できます。

使い終わったものをもう一度使う行動が「リユース」

使用後もゴミとして捨てることなく、何度も使う行動が「リユース」です。

企業に求められる「リユース」には、使用済みの本体や部品をメンテナンスして新品同様の製品に再生することや、「リユース」しやすい製品をつくることなどが挙げられます。例えば、消費者が使い終わった後の空の容器を、購入した店舗へ持っていくと、同じ製品を安い価格で容器に入れてもらえるなどのサービスも「リユース」のひとつです。インテリアに使えそうなガラス容器を採用するなど、使い終わった後の容器を、利用者が別の用途に使えるように工夫することも、「リユース」の目的にかなった商品開発と言えるでしょう。

私たち利用者には、「リユース」の目的にかなった製品を選ぶことが求められます。ゴミになりやすい缶ビールを買う代わりに洗って再使用できる瓶ビールを購入したり、回収してもらえるリターナブル容器の製品を選択したりと、小さなことですが「リユース」につながる行動は身近に思いのほか多くあります。ジャムなどの気に入った空き瓶を花瓶やペン立てなどのインテリアにして使うのも立派な「リユース」のひとつです。

使わなくなったものを「リサイクルショップ」に持ち込むことも、実は「リユース」の範疇に入る行動です。オークションサイトなどを利用して、使わなくなったものを使いたい人へ売ることは、スマートフォンのアプリなどによって、誰にでも手の届く身近な方法になってきました。新しいものを買うのではなく、このような「リユース」の製品を選ぶことも、これからもっと身近になっていくかもしれません。

別の用途へ資源として再利用する行動が「リサイクル」

私たちの身近でも良く使われる「リサイクル」という言葉は、リサイクルショップなどで「リユース」の意味として使われていることもありますが、使い終わったものを別の資源として利用するというのが本来の意味です。
製品に表示されているリサイクルマークは、その製品がどの材料として再利用できるかを示しています。

企業が製品を企画する時には、このリサイクルマークを表示して消費者がスムーズに資源を分別できるようにしたり、可能な限り再利用できる材料でつくったりすることが求められます。不要になった製品を回収し資源として再利用する動きは、自社製品だけでなく他社の製品も回収して「リサイクル」する企業が増え始めるほどの広がりを見せています。製品が「リサイクル」できるように企画するだけでなく、製造の過程で生じた本来不要なものを、ほかの製品の材料にする動きも出てきました。

私たちができる「リサイクル」で、最も身近なことはゴミの分別収集に協力することです。自治体によって分別物の種類は異なりますが、資源ゴミなどといった言葉で、再利用できるゴミに分別する仕組みは、広く浸透している「リサイクル」と言っても過言ではありません。企業は、消費者が分別しやすいように包装を工夫したり製品を分解しやすくしたりすることに努め、私たちはその製品がどこまで「リサイクル」できるのかについて、常に心にとめるようにすることが大切です。

リフューズを加えた「4R運動」を推進する宮崎県

宮崎県では「3R」に「リフューズ(Refuse)」を加えた、「4R」運動を推進しています。
「リフューズ」とは「断る、拒否する」という意味で、不要なものを受け取らずに断ることを指す単語です。最近は身近になったレジ袋代わりのマイバッグ以外にも、自分の箸やフォーク・スプーンを持ち歩くようにし、割り箸やプラスチックのカトラリーを断ったり、コーヒーショップなどでもマイカップを使うようにしたりなど、「リフューズ」の取り組みには私たちでもすぐにできそうなことがたくさんあります。

簡単に廃棄せずにものが循環する社会の実現のためには、まず私たちができることには何があるのかを知ることが大切です。その行動が将来どのような結果につながるのかを、未来をになう子どもたちにも説明できるよう、私たちが深く理解することから始めることが、無駄の少ない循環型社会への第一歩となるのではないでしょうか。

■レオパレス21、全国23拠点に廃棄物総合管理システムを導入
https://www.leopalace21.co.jp/news/2018/0829_2603.html

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