女性活躍を促進! えるぼし認定に関わる「女性の活躍推進活用データベース」とは?

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女性の社会進出が進んでいることにより、働く女性は増加の一途となっています。しかしながら、企業での女性の活躍がどのように進んでいるのか、どれくらいの企業が女性の活躍推進に取り組んでいるのか、といった情報は整備されずにきました。このため、企業は自社が取り組んできたことを社会にアピールできない、また求職者は自分に合った企業を探すための情報が得られないなどの問題がありました。

こうした課題の解決に向けて、厚生労働省は2016年2月に、「女性の活躍推進企業データベース」を開設しました。これは女性の活躍状況に関する情報を一元的に集約したもので、企業のアピールやさらなる職場改善につながるとともに、求職者にとっては企業選択に役立つ情報を得るものにもなります。 以下では、この「女性の活躍推進活用データベース」の概要を解説し、このデータベースの公表が、企業にとっても大きなメリットとなる点について説明します。

「女性の活躍推進企業データベース」とは?

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「女性の活躍推進企業データベース」は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づいています。
この法律では、常用労働者が301人以上の企業に対して、女性の活躍に関する状況把握や課題分析、それに基づく行動計画の策定や公表などとともに、女性の活躍状況を公表することが義務づけられています。常用労働者が300人以下の企業では、公表は努力義務となっています。2019年7月上旬の時点では、このデータベース上でデータを公表している企業数は1万864社となっています。

「女性の活躍推進企業データベース」に掲載されているのは、例えば、採用者に占める女性の割合や、採用における男女別の競争倍率、女性管理職の割合など、女性の活躍に関する様々な情報になります。このデータベースでは、女性の活躍推進に関する企業一覧を見ることはもちろん、詳細な情報を企業名や業種、地域から検索することも可能です。しかし、これらの情報は、場合によっては細目に分かれているためにわかりづらい面もあります。

そこで厚生労働省は、これらの情報をよりわかりやすく伝えるために、企業の取り組み状況を評価する認定制度を設けています。例えば、企業での女性活躍状況を認定する「えるぼし」認定や子育ての支援状況を認定する「くるみん」認定があります。女性の活躍を支援する目的としては、他に経済産業省が推進している「なでしこ銘柄」というのもあります。これらの認定制度の中から、代表的なものである「えるぼし」認定制度について紹介したいと思います。

女性がイキイキと活躍している企業の証「えるぼし」認定

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「えるぼし」認定制度とは、女性活躍推進法に基づくもので、一定の基準を満たし女性活躍推進に関する状況などが優良な企業に厚生労働大臣より発行される認定マークのことです。
「えるぼし」認定は、次の5つの項目で基準を達成した企業を、その達成した項目の数で3段階に分けて評価します。

1)採用に関して
男女別の採用における競争倍率が同程度であること

2)継続就業に関して
平均勤続年数が男女間で同程度であること、または10年ほど前に採用されて、現在も継続して雇用されている者の割合が、男女間で同程度であること

3)労働時間に関して
法定時間外労働および法定休日労働時間の合計時間数の平均が月ごとにすべて45時間未満であること

4)管理職比率に関して
管理職に占める女性の割合が産業ごとの平均値以上であること、または課長より一つ下位の職階の人が、この3年間で課長に昇進した割合が男女間で同程度であること

5)多様なキャリアコースに対して
この3年ほどで、女性の非正社員から正社員への転換実績があるなど、多様なキャリアコースが整備されていること

同データベースでは、「えるぼし」認定企業の取り組み内容の概要をA4で1ページほどにまとめて掲載する試みもみられ、企業ごとの取り組みの特色を簡潔に知るために活用することができます。また、「えるぼし」認定を受けた企業がどのようなメリットを感じているかについてまとめたアンケート結果なども掲載されています。

これによると、「えるぼし」認定を受けた多くの会社で、企業価値の向上やイメージアップにつながったと感じています。また人材採用や従業員のモチベーションの向上などを感じるという意見もみられます。

「えるぼし」認定された企業は、オンライン上で年一回、企業の取り組みなどの実績を同データベースに入力することが義務づけられています。これにより、同データベースの情報は定期的に更新されており、利用者に最新の情報が提供される仕組みとなっています。

すべての女性が働きやすい社会に向けて

以上、厚生労働省が整備を進める「女性の活躍推進企業データベース」に関してみてきました。
同データベースは、企業にとっては自社の取り組みをアピールでき、他社の取り組みを学んで自社の取り組みを改善する契機となるメリットがあります。また求職者に対しては、企業ごとの女性の活躍推進に関する取り組みを業種別や地域別などのニーズに合わせて検索することができ、就職先選定の参照にもなります。女性の活躍推進の状況や問題は、地域間や職種間で違いがあると思われます。同データベースの活用によって、企業相互の学び合いが促進され、多くの業種で女性の活躍推進に向けた取り組みがさらに進むことが望まれます。

株式会社レオパレス21は、2017年度に、女性活躍推進の優れた企業に対して経済産業省より認定される「準なでしこ」に選定されました。具体的な取り組みとしては、2016年5月より育児・介護短時間勤務者のテレワーク(在宅勤務)を導入しています。これにより、自宅での業務が可能となり、女性の子育ての一助となるなど女性活躍支援に結びつく活動を行っています。

株式会社レオパレス21が「準なでしこ」に選定
https://www.leopalace21.co.jp/news/2017/0324_1431.html

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