【前編】従業員エンゲージメントを高める!「褒める」働き方改革のためのコミュニケーションツール「Goodjob!」『社内で“ポジティブな気持ちを送り合う”サービスとは?〜株式会社EVERRISE〜』

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働き方改革において、会社への愛着や信頼の度合いを表す概念である従業員エンゲージメントの向上は生産性の向上や人手不足の解消につながっています。
株式会社EVERRISE では、“褒める”文化を醸成して従業員エンゲージメントを高めるコミュニケーションツール「Goodjob!」を展開しています。
Goodjob!事業部 事業部長の中川淳氏とコーポレート本部広報担当の船崎桜氏に、サービスが生まれた背景やサービスの概要などについてうかがいました。

自社のコミュニケーションが抱える課題から「Goodjob!」の開発へ

Q:初めにEVERRISEという会社について教えてください。

船崎:弊社は創業から14年目になりますが、アドテクというインターネット広告の配信技術を手掛けていました。2019年からは、DX(デジタルトランスフォーメーション)という、デジタル化によってビジネスモデルを変革する事業に大きく転換しています。弊社ではデータ活用によるビジネスの変革を目指し、プラットフォームとシステムインテグレーション、HR(Human Resources:人材)の3つを事業の柱としています。「Goodjob!」はこの中のHRの事業の一つです。

Q:コミュニケーションツール「Goodjob!」の開発に至った背景や理由などを教えてください。

中川:もともと弊社はプログラマーなどのエンジニアを主体とする会社でした。エンジニアは「ありがとう」と言葉に出して、感謝の気持ちを伝えるのが苦手な人が多く、エンジニア以外の職種の人が増えるにつれ、「エンジニアの人たちが何を考えているのかわからない」、「依頼に対応しても反応が薄くてやりづらい」といった声が聞かれ、コミュニケーションのギャップが露呈しました。そこで、社内用に「ありがとう」と伝えられるツールをつくろうと考えたのが一つ目の理由です。

また、エンジニアの技術は評価しやすいのですが、システム開発は技術だけでは仕事が成り立たず、表に出ない貢献をしているスタッフもいます。雑用など、人がやりたがらないけれどもプロジェクトを円滑にすすめるために、枝葉を整理するなど、サポートをするスタッフの存在です。こうした働きは現場で感謝されていても、会社の上層部には認識されていません。表に出にくい貢献を可視化して、評価される仕組みをつくりたいという二つ目の理由もありました。

やり方としては、「サンクスカードを渡す」という方法をとる企業もありましたが、弊社はWEBシステムを構築する会社ですので、紙を使うのではなく、「サンクスカード」を運用するシステムとしてつくったのが「Goodjob!」の原型になります。

Q:もともとは社内用のツールだったのですね。そこから、どのような経緯で製品化に至ったのでしょうか。

中川:2016年10月に開発を始めた当初から製品化を念頭に置いてはいましたが、メインの業務と平行で企画を進めていました。
最初は、相手を選んで「グッジョブ」を送るだけのシンプルな機能のものを1日でつくったのですが、社内で利用してみたところ、各所から身近な人の良いところをアピールする投稿が発生したのです。社内の雰囲気が改善したと手応えを感じた一方、当時はアドテクが本業であったため業務量の問題から、すぐに製品化には至らず、1年半近く需要をうかがう状態でした。
その後、2017年頃から働き方改革がフォーカスされ始めたという時代の流れもあり、社内エンゲージメントの向上に貢献するという実感から製品化に着手し、2018年6月のリリースに至りました。

「Goodjob!」はポジティブなコミュニケーションのためのツール

Goodjob!
Q:「Goodjob!」は具体的にどのようなツールなのでしょうか。

中川:「Goodjob!」は、社内でポジティブなコミュニケーションが生まれるツールです。掲示板でメンバーの活躍を他の人に知らせると、他の人が「グッジョブ」「ありがとう」「おめでとう」「頑張れ」「素敵ですね」を選んで、そのメンバーに送ることができます。特定のユーザーにあててダイレクトに送ることも可能で、「さっきはありがとう」といったメッセージも添えられます。

「グッジョブ」などを送ってもらった人は1ポイントを受け取り、ポイントを貯めて景品と交換できます。景品は企業が独自に設定することが可能です。弊社では、「社長とのランチ」「役員とのランチ」「1000円」「オリジナルのTシャツ」などに交換できます。導入いただいた企業によっては、福利厚生のサービスの利用権に充てるといった使い方もされています。

「グッジョブ」などを送るにはスタミナが必要で、初期設定では1人に1日10スタミナを配り、1日10回送れるように設定しています。送れる数が多すぎると安易に送ることになり、少なすぎると厳選しなければならず、1週間単位では金曜日まで使わずに温存してしまうのが、何度かの調整でわかりました。例えば、1日のできごとを振り返って送るには、1日に10がちょうど良い数だと考えています。

「Goodjob!」はパソコンで利用できるほか、スマートフォンのアプリも開発しており、デスクワーク以外の方にも対応しています。

Q:一般的なコミュニケーションツールと「Goodjob!」の大きな違いはどのような点にあるのでしょうか。

中川:一般的なコミュニケーションツールは、業務の連絡をするための「業務ツール」に位置づけられると思いますが、「Goodjob!」はポジティブなメッセージだけを共有する場であることが特徴です。年齢層が高い方やあまり褒めることが上手ではない方でも、ポジティブな言葉を添えて送ることしかできないため、褒めやすいのではないでしょうか。

また、「グッジョブ」や「ありがとう」などのラベルは変えることが可能で、例えば、企業の理念や行動指針に合わせて変更できます。企業理念の浸透に活用したり、行動指針に関わる行動が多い人を表彰するなど、直接的な評価として使うことも想定しています。

人手不足に悩む企業がモチベーションアップに活用

Goodjob!
Q:「Goodjob!」はどのような企業の利用を想定して開発されましたか。

中川:弊社での活用が上手くいっていたこともあり、IT企業などパソコンを使用する企業の利用を想定していました。実際、当初はIT企業の導入が中心でしたが、現在は飲食業やアミューズメント業界などサービス業でも活用いただくことが多く、介護や医療関係からの問い合わせもたびたびあります。人手不足などの課題意識から、従業員エンゲージメントを高めたいという企業で導入されることが多いですね。

飲食店や介護施設などでは、スマートフォンに「Goodjob!」のアプリをインストールして活用いただいています。通勤時間や休憩時間に「今日、こんなことがあったな」と思い出して、「グッジョブ」などを送られているようです。「Goodjob!」を通じてコミュニケーションを活発化させて、モチベーションをアップさせることは、働き方改革につながっていると感じています。

後編では引き続き、「Goodjob!」による働き方改革で期待される効果や導入企業からの反響などについておうかがいします。

<プロフィール>
株式会社EVERRISE
Goodjob!事業部
事業部長
中川淳氏

シンガポール出身。立命館大学卒。2010年に新卒1期生として株式会社EVERRISEに入社。アドテク関連のシステム開発を複数経験後、ベトナムオフショア拠点を立ち上げる。帰国後はマーケティング部門の創設や自社プロダクトの開発に従事。自ら開発したコミュニケーションツール「Goodjob!」を事業化し、事業責任者を務める。

株式会社EVERRISE
コーポレート本部 広報担当
船崎桜

2013年朝日新聞社入社。記者として、厚生労働省、民間企業、司法など幅広い分野での取材に携わる。データ活用やマーケティングの世界に惹かれ、2019年に株式会社EVERRISE入社。広報として、「Goodjob!」をはじめとする自社開発プロダクトや「DX(デジタルトランスフォーメーション)を技術で支援する」会社の魅力を伝えるべく取り組み中。

株式会社EVERRISE
https://www.ever-rise.co.jp/

Goodjob!
https://goodjob.today/

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